事件概要
広陵高校（広島市）で、硬式野球部による暴力行為が報告され、今年1月には暴力行為に対して日本高校野球連盟から厳重注意を受けていた。さらに、今年7月、別の元部員から暴力行為に関する新たな申告があり、学校は第三者委員会を設置して調査を進めている。

阿部文部科学相は8日の記者会見で、この事案について「大変遺憾であり、決して許される行為ではない」と述べ、暴力を受けた生徒へのケアや加害者への指導を強調した。また、SNS上での批判がエスカレートし、人権侵害を生む可能性があることから、冷静な対応を呼びかけた。

コメント
この問題が明るみに出るたび、驚くべきことにスポーツの場で起こる暴力行為に対する社会の反応が鈍いことが分かります。学校や指導者が責任を負い、再発防止策を徹底することは当然ですが、それ以上に注目すべきは、こうした暴力行為が許されている土壌にある教育現場の制度的欠陥です。指導方法や生徒同士の関係性の構築において、より健全な方向への改革が必要不可欠です。学校においては、暴力行為の早期発見と対処を徹底させるべきであり、教育委員会が定期的に監査を行い、指導者への研修を強化することが求められます。

暴力が減らない背景には、しばしば現場の理解不足や体制の欠如があるからです。暴力を許す文化を変えるために、まずは制度改革と透明性を持った調査を行い、その結果をしっかりと公表することが必要です。

ネットからのコメント

1、被害者の納得しないままに、加害者や学校側が甲子園出場を強行したのだから、世間から非難を浴びるのは当たり前の事だと思います。悪い例を作らない為にも、学校や高野連が機能しないなら、このような事になると世間が正してやるべきだと思います。

2、被害者の親が、学校の報告書といじめを受けた内容がかなり違うと訴えていますのでね…どちらが正しいのか？と言われたら、被害者の親をみな信用するんじゃないかな？この期に及んでまで親はウソは言わないだろうし、ウソを言う必要もないからねぇ…加害者4人が名乗り出たそうだが、親は10人くらいに囲まれて暴力を振るわれたと言ってるのであとの数人はどうなってるの？って話し…ここまで話しが大きくなると出場を辞退しない限り収まらないでしょう！

3、高野連は広島県連（広陵校長が副会長として在籍）にどう聞いていたのか。

試合が終わってから第三者委員会が動いてることを明かしたが、これもSNSからバラされたほうが先。前日の説明時に一緒に出すべき情報だ。誹謗中傷は良くないが、それはそれでちゃんとした意見・批判にはちゃんと向き合ってもらいたい。

4、加害者の親は冷静に考えて欲しいです。ネットで我が子の顔を晒されている現状。やってしまった事は償うしかありませんが、このままでは我が子の将来まで駄目になります。学校や監督が出場を決意したとしても、自分の子供ですよ。本人としっかり話したうえ、事実であれば家族として出場を辞退した方が我が子を守る事に繋がります。今のSNS批判には恐怖を覚えますが、それを止める事は不可能です。我が子を守るためにすべき行動を冷静に考えてください。