石破茂前首相は、2023年10月26日に出演したBS11の番組で、高市政権内の官邸筋が発言した「核を持つべきだ」という意見を鋭く批判しました。石破氏は「唯一の被爆国として、核拡散を防ぐ責任が日本にはある。それを否定するような意見は受け入れられない」と強調し、日米同盟に対する信頼を損なう可能性についても言及しました。彼はまた、核保有についての議論が、NPT(核拡散防止条約)や原子力協定といった重要な条約を無視して進められることの危険性を指摘。
無知による誤解を招く可能性があると警鐘を鳴らしました。
この一連の発言は、日本が国際社会から求められる役割への責任と核拡散防止への姿勢を再確認する重要な機会となっています。現状での核保有への議論は、安易に進めるべきではないとの強いメッセージを感じます。
核拡散防止が国際的な合意の基礎にある以上、日本としてはその立場を守り続けることが不可欠です。そのためには、まず核保有に関する誤解を解くための情報提供を強化すること。次に、日米同盟の安定化や信頼構築を進める外交努力。そして、多国間協力による非核政策の堅持が求められます。これらを実現し、日本が安全保障の舞台で賢明な選択を続けることで、より平和で安定した未来を築くことが可能です。
ネットからのコメント
1、拡散防止など絵空事で不可能。核保有国はどんどん核兵器を増やす一方だ。核を放棄したウクライナがどうなった?安全を保証したロシアに侵略されている。核保有国は核保有国を侵攻しない。この歴史的事実だけでも核を持つ選択肢を排除すべきではない。あと石破は気に入らないなら自民党を離党すべき。
同じ考えの立憲民主党が受け入れてくれるよ。
2、既存マスコミは前石破総理に取材をすればするだけ期待通りのコメントするので、こんなに扱いやすい人はいないのでしょうね。おそらく前総理は持ち上げられて夢心地で、なんというか退いた後にも可哀相な気の毒な人だと思いますよ。
3、石破前首相が「拡散防止が日本の立場」であり、官邸高官の「日本は核を保有するべき」という発言を批判したとのことですが、日本周辺の専制国家が核を保有して、日本を軍事的に威嚇している現在、批判すれば済むという問題ではありません。また、「核の抑止力は核」であること、つまり、核を放棄したことによってロシアの侵攻を許したウクライナの悲惨な状況が全てを物語っているのではないでしょうか。日本に侵攻すれば自ずからも 甚大な被害を受けることを悟らせる、それが最大の抑止力となるはずです。高市総理は、仮に日本が核を保有した場合のメリットやデメリットなどを検証する必要があると思います。
4、ご本人は忘れちゃったようなので石破氏は、自民党総裁選最中にアメリカのハドソン研究所に寄稿した論考の中で、「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」の必要性を訴えるとともに、「アジア版NATOにおいても米国の核シェアや核の持ち込みも具体的に検討せねばならない」と主張して、アメリカの核をシェアしたらアメリカの核が世界中で使われる可能性が高まるのでは?今までアメリカは使う予定がなかった紛争で核シェアをしている国が核を使いたいと言い出したら、従来はアメリカ関与しないから核兵器が使用されなかったのに核シェアをしたがために使われる確率は高くなるわけです。
これって拡散と同じことですよね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a88af694fe094d4b701adec351a81a2c68e87892,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]