ホンダの三部敏宏社長(65)は読売新聞のインタビューで、北米市場の生産体制強化に向け「もう一つ生産拠点がいる」と表明した。ホンダは北米7拠点で年間167万台の生産能力を持つが、現在ほぼフル稼働状態。世界販売の4割超を占める北米では昨年度160万台を販売し、2029年には燃費性能を1割以上高めた大型HV投入を予定している。一方、EV開発中止による減損などで2026年3月期は上場以来初の赤字見込み。中国市場では2025年販売が2020年ピークから6割減となり、今後はHV、自動運転、SDV分野で競争力回復を目指す。

ホンダの戦略転換は単なる市場対応ではなく、日本企業が変化の波に乗り遅れてきた構造的問題を映している。EV開発の大幅修正、生産余力不足、中国勢への苦戦は、将来予測と投資判断の難しさを示す一方、過去の成功体験に依存すれば世界競争から脱落する危険性を浮き彫りにした。
特に自動車産業は技術革新の速度が極めて速く、従来型の品質競争だけでは生き残れない。
必要なのは、第一に市場変化に応じて迅速に投資配分を変える経営体制、第二にソフトウェア人材やAI技術への継続的な投資、第三に国内外企業との協業による開発スピード向上である。さらに政府も産業保護ではなく、次世代技術育成や競争環境整備に力を注ぐべきだ。
変化を恐れて過去の栄光を守る企業は衰退する。挑戦を続け、失敗から学び、世界基準で進化する企業だけが未来の市場を握る。ホンダに求められるのは「昔強かった日本企業」ではなく、「変化の中で勝ち続ける企業」への脱皮である。
ネットからのコメント
1、一ユーザーですが近頃のホンダ(四輪事業)のEV全振り判断ミスに残念な気持ちが大きいです。昔のホンダ四輪はもっと魅力の有るクルマが多かったですね。近頃比べてトヨタの方がクルマ好きに刺さる様な商品を出してる様に感じます。規模でも商品でもトヨタに差をつけられていませんか?ホンダファンはまだまだ居ますので魅力的なクルマを開発して欲しいですね。
2、いまのホンダに新たな北米工場が必要かどうかは色々意見はあるでしょうが、それは次の社長が判断するべき案件な様な気がします。いま三部社長が決断してしまっては、決めるだけ決めてその責任を次期社長に押し付けることになります。彼のやるべきことは新たな生産拠点設立ではなくて、次の社長に無理なく引き継ぎができるための準備ではないでしょうか。三部氏の前の八郷社長はそこらへんしっかり土台作りをしてから交代していました。
3、生産拠点を多く持つとベースコストがかかる。全く逆ですよ。いま早急にやらなければいけないのは、魅力ある商品を出すことです。NBOXが、各部門にコスト削減を実施させた結果、チープな装備になったから販売が落ちていることを判っているのかな?誰も止められない暴走社長では、今後の難しくなった舵取りが出来ず、更なる窮地に陥ることが想像できます。
4、かつては、ホンダシンパでした。トヨタ車ではないことに、こだわりと誇りを持って乗っていました。いつの頃からかホンダは個性を無くし、逆にトヨタが資金力を元に個性を持ち始め、結果的に、トヨタ車でいいじゃないか、となって存在意義を無くし、軽自動車しか売れなくなりました。
同時に発売された、フィットとヤリス、のデザインの違いと販売台数結果を見れば明らかです。北米はまだ懐が深い(走れば何でもいい)ので、生き残る余地はあるのでしょう。日本では、、もう、難しいでしょうね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1bfe4ce4645dcc4b07860cf26f59132ec2527075,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]