3カ国にまたがる広域開催となったW杯で、アルゼンチンとスペインは決勝まで8試合を戦った。大会公式サイトの算出では、決勝までの総移動距離はアルゼンチンが9395キロ、スペインが1万6785キロ。スペインは1次リーグでメキシコ・グアダラハラへの移動や、決勝トーナメントでロサンゼルス、ダラス、ニューヨーク間を移動し、アルゼンチンより大幅に長い移動を強いられた。一方、準決勝から決勝までの休養日はスペインが中4日、アルゼンチンが中3日だった。

世界最高峰の大会でありながら、チームの実力以外に移動負担が勝敗へ影響する状況は、競技の公平性という面で大きな課題だ。広域開催そのものが問題なのではなく、選手の身体的負荷を十分に考慮せず、興行面を優先した設計になれば大会の価値を損なう。根本には、試合会場の配置、移動計画、休養日設定を一体的に管理する仕組みの不足がある。
一つ目は、組み合わせ決定時点で移動距離を公平に調整すること。二つ目は、長距離移動を伴うチームには追加の休養日を確保すること。三つ目は、開催都市選定の段階で選手負担を数値化し、基準を公開することだ。選手は大会を盛り上げる道具ではなく、最高のプレーを生む主体である。公平さを軽視した華やかな舞台は、本当の意味で世界一の大会とは呼べない。
ネットからのコメント
1、今回のW杯は、過去に例を見ないほど開催地域が広域すぎて、このような移動距離の差による不公平が生じ、勝敗にも影響しかねない。決して当たったヤマが悪かっただけでは済まされない問題だと思う。加えて会長の贔屓や政治介入などもあり、今回のW杯は誰かの意図によって誘導されている感があって、はっきり言って純粋に楽しめない。こう言うのはこれっきりにして欲しいものです。
2、あまりに過酷な日程。試合数も増えて移動距離も長くなり選手は疲れる一方。今大会は選手ファーストとはお世辞にも言えない。ワールドカップが明確に商業イベントとなった大会。
3、メッシはMLSのマイアミFC所属で、気候・時差の面で優位に立った大会となってますそして、記事にもあるようにアメリカ、カナダ、メキシコの共催にも関わらず、常に1次リーグから開催地が米中部や南部に集中し、アルゼンチン代表の移動距離も他国に比べ大幅に抑えられていましたさらに大会は変則的なトーナメント形式を採用アルゼンチンが入る山は、ブラジルやウルグアイ、コロンビアなどの強豪国と決勝まで絶対に当たらないルートに設定されていましたこの偏った移動負担の軽減と有利な組み合わせ、そして疑惑の残る判定が重なったことで、南米連盟や主催者側がメッシを擁するアルゼンチンの決勝進出と大会の商業的成功を狙って仕組んだ「合理的なシナリオ」であるという見方が、各国メディアや他国監督の間で大勢を占めています
4、野球のWBCの不公平も検証すべき。記事のようにサッカーW杯では、開催地や移動距離、休養日、審判の判定まで有利不利が細かく報じられるが、なぜ野球のWBCではなぜ同じ視点の報道がなかったのか。WBCは毎回、決勝ラウンドを米国で開催し、米国代表だけが事実上のホームゲームだ。一方、日本や韓国などアジア勢は大会途中に長距離移動と時差調整を強いられ、慣れない環境で決勝ラウンドを戦わなければならない。しかも審判はMLBから派遣され、米国中心の制度設計に見える部分も少なくない。これらがもし今回のサッカーW杯で行われたら非難の嵐だろう。公平性は、サッカーでも野球でも必要なのは当然だ。サッカーだけ移動格差を問題視し、WBCの米国優遇には沈黙するのでは、報道の姿勢として一貫性を欠く。本当に世界一を決める大会なら、最初から最後まで特定国に有利な仕組みを改めるべきだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bab4d680eded8966d2d9bda835e2c1321c502b76,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]