2025年、厚生労働省が全国の病院勤務医約1万3000人を対象に調査した結果、常勤医の15%が年間960時間を超える残業をしていたことが判明した。2022年の約21%から改善したものの、長時間労働は継続。外科25.1%、救急科23.7%、産婦人科22.8%などで高い割合を示した。厚労省は13日に有識者検討会を設置し、ICT活用など削減策を議論する。

医師の働き方改革が始まっても、なお15%もの勤務医が年間960時間を超える残業を続けている現実は、医療現場の限界を示している。特に外科、救急、産婦人科など生命に直結する分野で負担が集中している状況は、個人の努力だけでは解決できない構造的な問題だ。問題の本質は、医師不足、業務分担の遅れ、地域医療を支える制度設計の不十分さにある。改善には、第一に医師業務の一部を看護師や専門職へ移管する仕組みを強化すること、第二に医療機関ごとの勤務時間管理を厳格化すること、第三に救急・産科など高負担分野への人材配置と財政支援を拡充することが必要だ。
患者を守る医療を維持するためにも、医師の犠牲を前提にした仕組みから脱却しなければならない。命を支える人の健康を軽視する社会に、持続可能な医療は存在しない。
ネットからのコメント
1、医師だって人間ですし、今の働き方は見直す必要があると感じます。命を預かる仕事だからこそ、長時間労働を当たり前にしてはいけないと思います。医師が倒れたら結局困るのは患者なわけで、医師を増やすことや業務の分担、ICTの活用などを進めて、患者も医療従事者も安心できる環境を作ってほしいです。医師が安心して働けることが、結果として患者の安心にもつながると思います。
2、親の付き添いで病院に行くけど、本当にこの人たち長生きしたいのかなーと思うような人で溢れてます。 もちろんそうならいいのだけど、虚ろな目でボーッと遠くを見てるだけ、言葉も発しない、耳も聞こえてるのか分からないような高齢者たちが車椅子で検査だ診察だと科をあちこち移動し、運ばれている。知り合いの80代の方はその年で腰が痛いからと10時間にも及ぶ手術をして、何ヶ月か入院もして、今は相変わらず曲がったままだけど前より少し痛くなくなった、けど数年後にまた手術しないと元に戻ると言われた?とか言ってます。
なんとかならないのかなーといつも思います。
3、勤務時間の是正は重要だが、労働時間だけを切り取って議論すると、現場の実態を見誤る可能性があるなと。病院によっては経営上の理由から「手術件数は維持・増加させたい」というプレッシャーがある一方、働き方改革で勤務時間は短縮しなければならず、現場は板挟み。その結果、外科や救急、産婦人科など負担の大きい診療科がさらに敬遠され、診療科偏在が一層進むことになる。また、医療提供体制全体を考えるのであれば、勤務医と開業医への診療報酬の配分についても、さらに見直す余地がある。高度急性期医療や救急、手術を支える病院勤務医には、より手厚い評価を行う一方で、外来中心の開業医への診療報酬は適正化を進め、その財源を勤務医や負担の大きい診療科へ重点的に配分することも検討すべき。働き方改革を現場に根付かせるには、制度だけでなく報酬体系を含めた国主導の改革が不可欠だと感じます。
4、私が手術で2週間入院した際、主治医の先生は土日も含めて毎日顔を出してくれました。「いつ休んでいるのだろう」「家はお近くなんですか?」と、こちらが逆に心配になってしまったほどです。
勤務医の多くの方は本当に責任感が強く、患者ファーストで動いてくださっています。だからこそ、その善意や使命感に甘え続ける仕組みは限界のはずです。経営側や国には、シフトの適正化や医師の確保など、実効性のある対策を強く望みます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8fc0384c7360ad90b7a701526d84c6c2b611247e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]