仙台白百合女子大学は、2027年4月からの共学化に伴い、校名を「仙台白百合大学」に変更すると発表しました。この決定に伴い、同大学は3月20日のオープンキャンパスで男性の参加を受け付けるとしています。現状では「1学部4学科」制を維持しながらも、現代のニーズに対応した新たなコースや「学科横断型」のカリキュラムを設ける予定です。大学の入学者数は2025年時点で126人、定員充足率は45.8%と低迷しており、共学化と新プログラムでの挽回が期待されています。これまで他の女子大学の共学化事例では必ずしも成功ばかりではなく、過去10年間で共学化した13校の内、定員割れを免れたのは6校のみでした。仙台白百合大学も、成功には学科の刷新など積極的な経営努力が必要とされます。
共学化の発表は直接的には大学の戦略変更に見えますが、それだけでは成功を保証しません。共学化の意義そのものが問われる中、仙台白百合大学の取るべきステップは明白です。単に名称を変更するだけでなく、現行の「1学部4学科」体制を再評価し、学生に実際的な価値を提供する新しいカリキュラムを創出することが必須です。
これが制度の欠陥を補う一環となるでしょう。まず、産業界と連携したプログラムの導入を図るべきです。これは学生に実社会でのスキルを身につけ、卒業後の進路を保証する一助となります。次に、国際的な視野を広げるため、オンラインを活用した海外大学との交流やダブルディグリープログラムを設けることも考慮すべきです。さらに、地域社会との関与を深め、地域社会貢献を強化する意義を再認識させることが重要です。共学化はシンプルな人数増加のための手段ではなく、教育の質を変革するための手段です。この機会を逃せば、度重なる定員割れが示すように、再び不振のループに戻ってしまうでしょう。社会のニーズと教育の実効性が交差する地点に、新たな未来の可能性が広がっています。
ネットからのコメント
1、アラフィフですが、大学受験期は仙台では女子受験生は仙台白百合・尚絅女学院・宮城学院の女子短大を受験するケースが多く、共学の東北学院や東北福祉の併願で入学する女子学生が多かった。そのうち四大進学のニーズが高まり、短大が四大に改組され(宮学は元々四大もあった)、尚絅は共学化、宮学は学部改変でなんとか学生は確保できてますが白百合だけ旧態依然とした学部編成で定員割れが酷い状態でした。
記事の通り、このままの学部編成では男子ウケは悪く、共学化したとて学生の確保は難しいと思います。
2、男子学生の場合、わざわざ共学化した大学を選ぶのか、疑問しかありません。受験先を選ぶ際、先ずは既存の大学・学部が希望の筆頭に来るはずで、レベルが届かない場合の選択肢に選ばれるか否かではないでしょうか?競合するであろう近隣の学校に存在しない学部を持ち、その学部が男女問わず人気を博するなら、十分な勝機も見込めると思いますが。ま、そんな学校なら共学化せずとも生き残れるのかもしれないですけどね。
3、ここに限らず、共学化しても元女子大っていうのは付いて回りますし、これまで女子大という事で事務職を好んで採用していた企業側も敬遠し出す。ジリ貧の女子大が無理に共学化したり、学部を乱造して延命するよりも、自ら終わりを決断する事も立派な選択肢ですよ。
4、以前、共立薬科大が慶応とくっついたあとにお邪魔したことがあるが、合併自体も共学化の10年後だったけれど、それでもまだ男子トイレが少なくて難儀した。共学化に伴うコストとしてこういう設備面のアップデートがあると思うが、生徒数の確保に難儀する大学に果たしてその余力があるのかどうかは問題だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a947dda52545856c8cf79d91788c4e686c211dde,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]