JR九州の駅無人化を巡り、大分県内の障害のある6人が移動の自由を侵害されているとして損害賠償を求める裁判が5年以上にわたり続いてきました。問題は駅の無人化が障害者の移動を制約し、憲法で保障されている自由を侵しているという点にあります。25日に大分地裁で最後の口頭弁論が行われ、視覚障害のある原告の釘宮好美さんは「自由に移動する権利と社会参加の機会が奪われる」と訴えました。
原告側は、駅の無人化を赤字対策ではなく利益追求のためのものと批判しています。判決は2026年4月に言い渡される予定で、JR九州は訴えの棄却を求めています。

この事件は公共の交通システムが抱える深刻な問題を浮き彫りにしています。駅の無人化という効率化が障害者の移動の権利を侵害している現状は見過ごされるべきではありません。まず、障害者が安心して駅を利用できるための具体的な支援策を設けるべきです。例えば、駅員の配置を維持することや、専用のアプリケーションでリアルタイムの支援を提供するなどが考えられます。また、地域と協力してボランティアを募り、駅でのサポートを行うことも有効でしょう。鉄道会社は効率と収益だけでなく、利用者の安全と利便性を最優先にする姿勢を持つことが求められます。制度の欠陥は誰にでも影響を及ぼす可能性があり、社会全体での早急な対応が必須です。
企業の収益は大切ですが、それが市民の自由を制限するようであってはなりません。未来の公共交通の在り方を今改めて考える時です。


ネットからのコメント
1、確か事前連絡あればJRは対応するというスタンスのはず。この原告らは急に移動したくなって駅に行っても無人だったら対応してもらえない、だから憲法上の自由な移動を制限されるという主張だよね。仮に駅員居ても急に来られたら対応は難しいし、いつ来るかわからない人の為に人件費割いて駅員を常駐させるのは現実的ではない。寧ろどうしても利用したいなら利用者が誰かに介助して貰うようにお願いすればいい。
何でもかんでも公共交通機関に要求するのは違うと思う。
2、この主張が認められると有人化駅が増え又は乗務員が車椅子での乗降対応を行うことで遅延が常態化する運賃はこの利用者のみに課すのは公平性に欠けると主張されてしまうから、運賃値上げ健常者と同等に自由に移動したい気持ちは理解できるけど、現実として対応できる人数に限界があり厳しいと思います
3、自由に移動する権利は誰にでも保証されます。それは健常者や障害者を問いません。ただし鉄道は移動するための手段であり、権利を保障する存在ではありません。鉄道は営利を追求する役目があり、その中ですべての人にその利便性を供与することはできません。その中で鉄道は、できる限り多くの人に利用してもらうよう努力しています。原告はそのようなことも理解する必要があると思います。
4、実際JRも民間企業、商売なんですよ。厳しいようですが、少数派の意見ばかり採用して大多数の人に値上げなどのダメージが飛ぶことになりかねない。こんなの認められたら、JR九州としては駅廃止するんじゃないですかね?観光やホテル業などで儲かっているとききますが、鉄道業は多分赤字のはず。
そんな余裕ないのが実情では?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5a01caffd4bad87ac5e5929c31c53473c7f8e003,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]