日本車メーカーのタイ市場におけるシェアが低下し、中国製EVがその一部を侵食しています。2025年の日本車の市場シェアは1〜10月で69.8%と、前年同期より6.6ポイント下がりました。また、タイ国内の自動車生産台数は2024年に前年比19.9%減の146万台弱と予測されています。家庭の高い債務負担が主要な販売抑制要因となっている一方、中国製EVの低価格戦略と政府の補助金政策がその普及を後押ししています。
しかし、日本車の品質、耐久性、信頼性の優位性は未だ健在であり、中国製EVが完全に市場を支配するとは見られていません。特に日本メーカーのトヨタは、ピックアップトラックの分野で強力な地位を維持しています。

この状況は明確な批判が求められるものです。まず、日本車メーカーが直面している市場シェアの現象は、単なる「販売減少」ではなく、新興市場での戦略的判断の誤りを露呈しています。競合する中国製EVが手を加えている一方で、日本メーカーの現地生産縮小や新車モデルの投入遅延が状況を悪化させています。この背景には、現地市場の変化を迅速に捉えられない硬直した経営戦略があります。
根本的な問題解決の手段として、以下の具体策を提案します。まず、一つ目に、タイを含む東南アジア市場向けの製品開発サイクルの短縮が必要です。
二つ目に、EV及びハイブリッド車の現地生産拠点を強化し、現地の購買力に適合したコスト削減を実施すべきです。第三に、環境政策における国際規格への適応と、それに基づく製品性の維持向上が求められます。
日本車の「99.99%安全」を追求する姿勢は、ある意味で競合他社が及ばない価値を提供していますが、市場の変化に適応しないままでは、その価値も無に帰しかねません。日本製の優位性を最大限に生かすためには、柔軟性を備えた戦略的シフトが不可欠です。
ネットからのコメント
1、日本の場合、一般車だけでもトヨタ、ホンダ、マツダ、スバル、日産、スズキ、ダイハツ、三菱と、日本を代表する多くの企業がしのぎを削って品質とコストの両面で技術を磨いてきました。結果として日本国民はよほどの愛好家を除けば信頼と実績の日本車を選択しますし、結果としてそれが長持ちと安全を買う事になると知っています。他の国家、特に新興国の多くにはそういう地場企業がありませんから、それこそCMやカタログスペックや安さに釣られて新しい企業製を購入する人もいるでしょう。
しかしそれを実際に使用すれば、何年も乗り続ければ理解できるのですよ?というよりも、自動車の本当の品質は長期利用でその差が出てきます。アメリカで日本車が大流行しているのもそこです。一時は韓国車がブームになりましたが、多くの人が乗ってみたら、多くの人が修理してみたら、最後は日本車に回帰しました。そういうお話です。
2、アジア諸国で確かに中国車が売れてはいる。ただその後に撤退している事が多く売りっぱなしの状況も多いと聞く。値段だけに目が眩みメンテナンスやアフターが出来なくなりゴミになるのが目に見えている。中国は国策として他国に自国の車を売り込むので日本メーカーが太刀打ち出来ないこともあるが、長い目で見れば日本メーカーの素晴らしさに気づき戻ってくるだろう。
3、結局価格だと思いますよ。タイも富裕層は安さより高いものが好きだから、日本のアルファードとベンツやポルシェなどを所有してる人が多いように感じます。普通の家庭なら価格重視がほとんどです。故障が少なく5年ぐらいはそれなりに走れたらいいんですよ。私は日本に住んでいるので日本推しなので絶対日本車しか買わないですが、日本じゃない所に住んでいたら日本車は高いので私も安さで選ぶと思います。
4、色々な国に行きますが特に東南アジアでは中国車、ヒュンダイの割合が年々増えてきており特にここ数年はその増え方が顕著になっています。特にベトナムやインドネシアのような人々が「豊かになりこれから車を買う」層に多いです目で解るレベルで日本車の割合が減っている。その中でタイはかなり健闘している方です。車もそうですがバイクも同じですね。インドネシアネシア、ベトナム、カンボジア等など特に子供や老人がかなりの割合で中国産電動バイクを乗っています。よく壊れると言いますが確かに壊れるけど車体価格は数万円ですから、皆文句も言わずにポンと新しいのを買います勿論、ヨーロッパでもBYDやzeekrは街中に普通に見かけるレベルになっています。別に自動車評論家でも何でもないですが事実として日本の自動車、バイク業界は岐路に立たされていると思いますね
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cd156ef4b0f3e1d3a36e9600599298fb57c5cd1f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]