生成AIを活用したネット検索サービスの普及により、検索結果で要約のみを参照し、元サイトを訪問しない「ゼロクリックサーチ」が問題化。2025年8月に行われた調査(対象:250万人、ヴァリューズ社実施)によると、「症状」や「意味」のようなキーワードでゼロクリック率が高い一方、具体的な情報が必要な「賃貸」や「レシピ」などで低い傾向が判明。検索結果にユーザーを惹きつけるには、事実に基づいた独自の意見やストーリーを提供するサイト制作が必要とされる。

インターネットにおけるゼロクリックサーチの増加は情報消費者に便利さを提供する一方で、情報提供元サイトへの影響が無視できない問題として浮上した。この現象は、生成AIが情報を要約し即座に提供する能力の発展が引き金となっている。
しかし、この状況を放置すれば、情報の質を高めるための努力を続けてきたコンテンツ製作者たちの意欲が失われ、市場には無価値な情報が溢れる危険がある。
現状の本質的な問題は以下の3点に収束する。「収入構造の不安定化」、「一次情報や専門家分析の軽視」、そして「検索エンジンとコンテンツプロバイダーとの不透明な力関係」である。検索サービスの効率性が高まった分、価値ある情報への適正な還元構造が崩壊しているといえよう。
解決策として、①検索エンジン事業者に対する情報活用料の適正分配制度の構築、②情報プロバイダーが独自性とストーリー性を押し出したコンテンツ作成にシフト、③ユーザー教育として要約だけでは不十分との啓発キャンペーンの実施が考えられる。これらにより情報提供ループの健全性を保つべきである。
便利さだけが追求される時代に、情報の価値を適切に守ることは、すべての関係者が責任を持つべき道標だ。もしその流れを見過ごすなら、私たちは「価値ある検索」を失ってしまうだろう。
ネットからのコメント
1、AI要約の影響で各サイトを訪れる人は確実に減っていると思います。
大事な調べ物の時にはAIを鵜呑みにせず、色んなサイトを訪れて調べますが例えば「クッキーとビスケットの違いは?」程度のライトな疑問ならAI要約で済ましてしまいますね。そして今どきのサイトは過剰なほど広告を掲載している所も多いので、訪問したとしてもページが重くてすぐに退散する事が以前より確実に増えました。サイト運営者にとってこれからかなり厳しい時代に突入するのは間違いないと思う。
2、とても便利な反面情報収集に日頃AIを多用しているとかならず発生するのがハルシネーション。SEO上位の正確ではない情報を拾ってきたり、存在しない情報を回答として提示したりするので利用する側で情報があっているか後追いできないと非常に危険です。最近「AIはこう言ってます」って意見が散見されますが、AI=正解ではない事をしっかりと認識することからがスタートラインだと思われます。
3、Googleとか使うと逆にソースを確認したくなるけどな。AI要約があるけど間違いばかりで全く使いモノにならない。あんなものを信じたら事故の元だ。
とは言え元ソースを巡ろうとしても宣伝や変なまとめサイトが上位に来てマトモに使えたもんじゃない。検索サイトも曲がり角に来ているのかなと。AIを使った先進性をうたうものより旧来のエンジンのほうがはるかに有用という逆転が起きている。
4、AIに質問した時の結果に付属する引用元のリンクはほとんど使っていないですね。元ネタの情報を知りたい場合は、改めて説明するサイトを探すためにブラウザから検索し直す事が多いです。習慣かも知れませんが、その方が自分が見慣れたサイトや自分にとって見やすいサイトに行ける気がするので。ドライなのか、AIの引用元だから見てあげようという心理的反応は起こらないです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/84bd3dd01c572fe2652096531ea421e1c7300a12,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]