2019年7月18日、京都市伏見区の京都アニメーション第1スタジオで放火殺人事件が発生し、36人が死亡、32人が負傷した。事件から7年となる中、犠牲となった渡辺美希子さん(当時35歳)の兄勇さん(47歳)は、感謝を伝えられなかった後悔を胸に、「Thank you Letter Project」を開始。母達子さん(76歳)とともにレターセットを無料配布し、身近な人への感謝を伝える大切さを訴えている。

大切な人を突然失い、「ありがとう」を伝えられなかった後悔を抱え続ける苦しみは、言葉では簡単に表せないものです。それでも勇さんが悲しみだけにとどまらず、同じ思いをする人を減らすため行動している姿には、人とのつながりの重さを改めて感じます。
人は近しい存在ほど「いつでも伝えられる」と思い、感謝や思いを後回しにしてしまいがちです。
しかし、その日常が永遠に続く保証はありません。失った後ではなく、今そばにいる人へ気持ちを届けることが、後悔を減らす一歩になります。
悲劇を経験した人が、憎しみではなく「誰かを大切にする力」へ変えて発信していることは大きな意味があります。命の重さを知るからこそ生まれたこの活動が、多くの人の心に届き、当たり前だと思っていたつながりを見直すきっかけになってほしいと思います。
ネットからのコメント
1、当時のニュースで、犯人が映った防犯カメラ映像を見たときの衝撃を今でも覚えています。赤いシャツを着た犯人が、ガソリン携行缶を積んだ台車を押し、横断歩道を渡っていたのです。これから大量殺人をする人間が、横断歩道という交通ルールを守っているギャップに、事件の異常さがかえって際立って感じられました。犯人は、ホームセンターで普通の顔をしてガソリン携行缶を買い、スタンドでも何食わぬ顔でガソリンを買ったのでしょう。ガソリン携行缶を売った人も、ガソリンを売ったスタンドの人も、その後に生じる悲劇を誰も想像していなかったと思います。
犠牲になられた京都アニメーションの皆さまのご冥福をお祈りします。
2、いつでもそばにいる。いつでも話せる。いつでも会える。そういう相手が突然いなくなってしまうことは本当にあって、それが親や子供であったり、きょうだいであったり、妻や夫であったり、恋人であったり、仲間や親友であったり、恩人や教え子であったり、人によってさまざま。普段からそんなことを意識しながら生きることは難しいけれど、偶然この記事を目にしたのもいい機会なので、大切に思ってる人を誘って酒でも飲みに行こうと思います。
3、事件の犯人が法廷で漏らした言葉を引き合いに出し、人とのつながりが孤立や凶行を防ぐ一助になるのではないか、と考えを巡らせている点に深い人間性を感じます。被害者遺族という最も深い傷を負った立場でありながら、社会の構造的な問題(孤立)にまで目を向け、それを草の根のプロジェクトで変えようとしている。「自分のことを思ってくれている人がいる」と一人でも多くの人が実感できる社会を作ることこそ、こうした悲劇的な事件の最大の抑止力になるのかもしれません
4、あの悲惨な事件から7年も経つのですね。本当に時の流れは早いです。社会から孤立した犯人が被害妄想で破滅的な凶行を起こしたけど、改めて考えても凶行を防ぐ手は無かったと思います。社会の表に出て来ないだけで、まだこの手の危険人物は世の中に沢山いるから、また起きる可能性もあると思います。どうしたものでしょうか…
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/70d527fa0d2ca4bb0fee3211c1c2997f84b84e49,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]