日本政府が台湾周辺での中国軍の大規模な軍事演習について懸念を示したところ、中国外務省は「台湾問題は中国の内政問題である」と反論しました。この演習は2日間にわたって行われ、日本政府は29日に「緊張を高める行為」として懸念を伝達。これに対し、中国側は日本や他国が「台湾独立勢力の武力による独立を見て見ぬふりをし、内政への干渉を黙認している」と批判しました。

また、日本の経済界による中国訪問が延期された理由を「高市総理の誤った発言」とし、交流を正常化するために条件整備を求めています。

この問題は、日本だけでなくイギリスやドイツまでもが中国の行動に自制を求めていることから、地域の安全保障に対する国際的な関心が高まっていることを象徴しています。台湾海峡での軍事行動がさらなる地域の緊張を招くことは避けられるべきです。

中国政府による台湾周辺での軍事演習に対する日本および国際社会の懸念は正当であり、これを「内政問題」として片付けることは無責任です。この状況は、地域の安全と安定を著しく損ねる可能性があるからです。第一に、透明性の確保が不可欠です。中国は演習の目的や範囲について国際的な説明責任を果たすべきです。第二に、平和的解決を追求するために多国間での協議が求められます。

地域の安定化のためには、関係各国が平和的交渉のテーブルにつくべきです。第三に、国際的な監視や規制を強化し、無用な軍事緊張を避けるための仕組みを作る必要があります。

台湾海峡の問題において、国際社会の一致した懸念を無視することは、中国自身の孤立を深めることになるでしょう。平和と安定を求める声に耳を傾けることで、初めて持続可能な地域の未来が築けるのです。

ネットからのコメント

1、仮に中国の内政問題だと中国が認識していたとして、日本に対して内政干渉してきている貴国に言われる筋合いはないし、台湾の主張、多くの国の認識としては台湾と中華人民共和国は思想から主義から異なる国であるという認識だ。中国に併合されたら香港の惨劇になる事間違い無いので、一歩も引くべきではないですね。

2、今の中華人民共和国は毛沢東が指導者を務めた中華ソビエト共和国の系譜にあります。 そして、中華ソビエト共和国はウイグル、チベット、南モンゴルを連邦として中国に組み込む事と連邦離脱の権利を憲法で保障していました。 つまり、中国共産党の建国マニフェストにおいて、一つの中国などという概念は存在しなかった事になります。

中国は建国の理念に基づき、台湾、ウイグル、チベット、南モンゴルなどの独立を承認するべきです。

3、中国は単純にフィリピン海峡から台湾本土から尖閣諸島が欲しいのだ。理由は太平洋を制覇する覇権争いでアメリカに挑むからだ。しかしアメリカが沖縄県に居る限りほぼ不可能です。逆にアメリカが日本撤退したら北朝鮮が韓国侵攻、ロシアは北海道侵攻、中国も沖縄県全土侵攻、日本本土は、西側を中国、東側をロシア領土になる最悪のシナリオだ。残念ながら自衛隊は２回目の攻撃まで耐えれないでしょう。従って日本は、いかに米軍基地が抑止に繋がり平和をもたらしている事を日本人のどれ位の人達が理解しているのでしょうか…

4、中国の言う台湾には尖閣(魚釣島)が含まれている事も厄介な所の一つです。今回沖縄を琉球と呼んで領土主張をした事で、尖閣から沖縄を狙う事、もしくは、台湾と同時に沖縄に侵攻する可能性も懸念しないといけません。そして、中国とロシアが共に戦闘機飛ばしたりして、中国の台湾侵攻と同時に北方領土へ侵攻してくる可能性も。