土用の丑の日の7月26日、全国のウナギ専門店やスーパーは多くの客でにぎわった。シラスウナギは2023、2024年の不漁から昨年は漁獲量が2倍以上に回復し、今年の平均取引価格は12年ぶりに1キログラム100万円を下回った。一部で値下げも見られたが、人件費や光熱費、輸入魚粉、重油などの高騰により、生産コストは5年前より約4割増加。仕入れ価格が下がっても販売価格を据え置く店舗が多く、中東情勢による資材価格への影響も重なり、業界は依然として厳しい経営環境に置かれている。

仕入れ価格が下がったのに消費者も生産者も十分な恩恵を受けられない現状は、市場全体の構造的な問題を映し出している。一時的な豊漁だけでは、人件費やエネルギー価格、物流費の上昇を吸収できず、経営者も価格転嫁をためらわざるを得ない。このままでは生産者の負担だけが積み重なり、安定供給も危うくなる。
まず、養殖や流通にかかる燃料・電力コストへの支援を強化すること。次に、輸入資材への依存を減らす技術開発や代替資材の導入を進めること。さらに、豊漁時の備蓄や流通調整の仕組みを整え、価格変動を緩和する制度を構築することが重要だ。目先の値下げだけを期待するのではなく、持続可能な生産と安定した供給を実現する仕組みづくりこそ、消費者にも業界にも本当の利益をもたらす。
ネットからのコメント
1、鰻のタレ焼きに4,000円近く出すなら牛肉を食べるね。ここ数年、稚魚は豊漁、安定していると言われるのに値段は殆ど下がっていない。要するに一度値上がれば、価格を下げるのが嫌なだけで、何かと理由を付けて言い訳する。
2、シラスウナギ豊漁で仕入れ値は下がっているのに、土用の丑の日を前に「中東情勢の影響などで餌代や輸送コストが上がり、値上げ分が相殺されてしまった」と価格据え置きの店も多いというニュースを見ると、世界情勢と円安でエネルギーも資材も何もかも値上がりする一方、原材料が安くなっても最終価格にはほとんど反映されず、家計側には「高いまま」の印象だけが残ってしまう構図にモヤモヤします。
スーパーによっては豊漁を反映して去年より2割前後安くしたり、量を増やして実質値下げに踏み込むところもある中で、「コスト増で相殺」と言われると、結局は輸入依存と物価高のツケを数字で受け止めるしかない。安くなった実感を持てないままなのがつらいところです。
3、以前は「稚魚が取れなくて高値」今年は「豊漁だけどコスト増で高値」毎年、土用の丑の日が来ると何かしらの理由がついて高値が正当化される「うなぎ」...価格を維持したい、うなぎ業界の戦略に思えてくる
4、もう丑の日も終わりだが結論としては店に食べに行っちゃ駄目ということです。卸値が安いので明日以降売り切れなかった鰻が結構格安でスーパー等の店頭に並ぶと思います。国産はそのままでも充分美味いのですが中国産は皮に脂を多く蓄えていて(重量で売り買いされるので太らせた方が利益が多い)そのままではぶよぶよで美味しくありません。一度洗って少量の油を引いたフライパンで焼くことで脂を減らす方法などいろいろと手はありますので明日以降安くなった鰻を充分に楽しんでください。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fc40479a2b0fa1dce68b98a0dc30a0ad6d6c51b3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]