中国の総人口が4年連続で減少し、出生数が過去最低を更新しました。2025年末時点の総人口は前年より339万人減の14億489万人で、減少幅は前年の139万人から急拡大。出生数は792万人と、1949年の建国以降初めて800万人を割り込んだ背景には、一人っ子政策の長期的影響や24年の「辰年」の反動があるとされています。人口1000人当たりの出生数は5.6人まで低下し、死亡者数は1131万人に増加。労働力人口の16~59歳層も約662万人減少し、少子高齢化の進展が顕著となっています。

近代中国を支えてきた巨大な人口基盤が崩れつつある現状は、政策上の深刻なミスを象徴しています。一人っ子政策は数十年間に及ぶ人口抑制を目指す一方で、未来の社会構造に対する計画性を欠いていました。その結果、本質的な問題として、働き手が減少し高齢化が急速に進むという二重の課題が浮き彫りになります。
出生数に関する文化的要素に依存している限り、短期的な人口減少の抑制は難しいでしょう。
解決には以下のような政策が必要です。まず、子育て支援制度の抜本的な改革を行い、住宅や教育など育児環境の負担を減らすべきです。次に、高齢者の社会参加を促進し、労働不足を補うとともに健康寿命の延伸を目指した政策強化が必要です。また、移民政策に寛容性を持たせ、労働力確保と文化的多様性を同時に追求することが求められます。
未来を担う世代への投資が欠けた社会は、長期的な衰退を免れることは困難です。今こそ持続可能な社会の実現に向けた大胆な改革が必要であり、遅れた一歩が取り返しのつかない代償を生むことを強く認識するべき時期です。
ネットからのコメント
1、中国の年金制度は、都市部と農村、公務員と民間などで大きな格差があって、特に農村部や内陸部の受給額は都市部の数分の一から数十倍も低いそうです。財政的に余裕がない中国の事ですから、年金が少ない高齢者はそのまま見捨てるのではと思います。一方で若者の失業率は高く、寝そべり族のような人も多いようですからね。
日本でさえ過疎化は深刻な問題ですから、中国で大規模な高齢化と過疎化が進んだ場合に何が起きるのか、中国の長期予測を知ることは、日本の安全保障上も重要な気がします。
2、始まった。今の出生数は16年後の生産年齢人口になるわけで、増やすことはできない。親が減る以上、子も減るスパイラルなため一度バランスを崩すと減り続けることになる。悪いことに日本の氷河期と同様、今の中国は若者の雇用情勢が悪く、20年もすれば今の活力は夢と消え去るのは確実。しかも日本が経験しているよりも大きな波で。国民の平均年齢が上がれば戦争などできなくなるので、そのほうが世界の平和には良いのだろう。
3、人口増を目指す世界にはなってほしくないと思っているので、中国の出生率が減じているのは悪いことでないと思う。インドやアフリカ諸国での出生数も可能な限りでコントロールすることで、地球環境保護につながる面もある。人口増加の激しい国が国連環境対策費用の負担が大きくなるなどになればこれからは人口の多い国が必ずしも優位になれないのではと思っている。
限りある資源を活用してうまくサバイブしていく快適人口数があるはず。社会も変化しており、従来型の仕組みで経済を回すのでなければ以前ほどの労働力も要らない。それをいえば、地方都市や町の人口減を、頭ごなしに悲観するのでなく、うまく回るやり方はあるはず。
4、記事を読むと、中国の人口減少は想像以上の速さだと感じます。一人っ子政策の影響がここまで長引くとは思いませんでした。日本にとっても少子化対策は喫緊の課題ですが、中国のは規模が違います。若い世代が減って高齢者が増えれば、社会保障の負担も重くなるし、経済への影響は甚大でしょう。これは日本にとっても他人事でなく、深刻なニュースだと感じます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d874fa9a9f81de35dd7900d7e18acd0ae435cb76,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]