全国の書店は今年3月末時点で9993店に減少し、調査開始以来初めて1万店を割りました。1994年以降、書店数の減少傾向が続く中、大手書店15社(紀伊国屋書店、文教堂など)が共同声明を発表。従来の取引形態を見直し、返品率20%、粗利率30%の達成を再来年3月までの目標としました。また、在庫データの共有や流通の合理化を通し、街の書店存続を目指しています。

書店の減少は単なる経済的問題ではなく、文化的な損失を伴います。同時に、流通構造と販売方法の硬直性、電子書籍の台頭、地方店舗の負担増加といった業界内部の課題が原因にあるといえます。この共同声明は課題解決の一歩である一方、根本的な問題に十分踏み込めていない点が指摘されるべきです。

現行の問題は次の3つに集約されます。まず、返品率20%目標の達成可否について、出版社・書店間の新たな協力をどう実現するかが明確でない点。次に、デジタル化対応が遅れている現状に依然触れていない点。最後、街に存在することを目的とする書店数維持が、読者の多様化や読書スタイルの変化に本当に対応できるのか、疑問が残る点です。本質的な改革には、借り店舗利用への転換、小規模書店によるイベント提携、コミュニティの役割に焦点を絞った営業戦略が求められるべきです。
文化の利用価値と経済合理化が真っ向から競り合わない未来を、本気で作るには、今こそ機能的「創造的破壊」の議論が必要なのではないでしょうか。変えずして継続は不存在です。
ネットからのコメント
1、自宅から歩いて行ける距離に、書店はなく、大きな駅まで行かなくてはならない。月刊の雑誌を、昭和の時代は、複数購入していましたが、一度、なかを見て購入するので、それが出来ないと、購入する意欲も出てこない。最近は、アマゾンでも、月刊の雑誌を購入する事はなくなりました。昭和の時代は、家の近くに個人経営の小さな書店があり、週刊の少年漫画やその他の週刊誌を、購入する時に、いろんな本を、見るのが楽しみでした。
今のようにコンビニもほとんど無かった時代は、酒屋さん、お菓子屋さん、タバコ屋さん、パン屋さん、米屋さん、いろんな小さな個人経営のお店が、家の近くにありました。 なにか、寂しい時代になりました。
2、書店に限らずですが。昔から何気なく利用して店から自分の行動範囲で買うようになり、いつしか身近な店舗がなくなって行く。そして無くなって初めて不便を感じたり、寂しさを感じる。官公庁も安ければよいとネットでバンバン購入したり入札したりして、地元の業者は疲弊していく。大手書店なんか全然良い方ですよ。街の書店はどんどん厳しくなっていく。大手は生き残るために町のお店がなくなって行く。出来るだけ昔からあるお店で買ってあげて欲しい。
3、漫画の見開きでの描写はやっぱりスマホとか電子では微妙なんだよね。自分は気に入ってるのは紙派。ただ、ネットで話題になって紙でほしいと思ったら絶版になってる作品もあったりで(発行部数が少ないのか中古もない)紙の単行本が虫食いみたいになって飛び飛びで全巻揃わなくてちょっと辛い。
確かに約10年前に発売してるとそうなるかもしれないけど。
4、私は今でも書店が好きで、よく行きます。なんかワクワクするんですよね。かつて本は「学び」と「娯楽」の中心でした。知識を得るにも、物語を楽しむにも、本は欠かせない存在でした。しかし現代は、インターネット、SNS、動画配信サービスなど、多様なデジタルコンテンツが人々の時間を奪い合っています。その結果、本を読む時間そのものが減少し、本を売ることを主な収益源とする書店は厳しい環境に置かれています。流通や取引条件の改善は必要ですが、それだけで書店が再び増えるとは思えません。むしろこれからは、本を売る場所から「知識や体験に出会う場所」へと役割を変えていく必要があるのではないでしょうか。書店の減少は流通の問題であると同時に、人々の娯楽や学びの形が変化した時代の流れでもあると思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e8c7bc3b5786cb0468b680c337f198f6d60e3302,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]