山梨県富士吉田市の新倉山浅間公園では、外国人観光客を中心に1日1万人以上が訪れる観光地となった。しかし、急増する観光客により周辺住民の生活が脅かされている。主な問題としては、住宅地内の敷地への無断立ち入り、トイレ不足による不適切な排泄行為、狭い生活道路での交通渋滞、子どもが車道に押し出される危険性などが挙げられる。観光公害は住民同士の分断も生じさせており、「観光客で利益を得る側」と「迷惑を受ける側」の対立が浮き彫りになっている。市は警備員配置や仮設トイレの設置などを実施しているが、抜本的解決には至っていない。

観光資源の恩恵を受ける一方で、地域住民の平穏な生活が犠牲になる構図がここにあります。観光地周辺の無秩序な現状は、制度や運営の欠陥を露呈しており、見過ごせない問題です。
まず、トイレ不足への対策が不十分で、住民の敷地内での排泄行為が日常化している点は、市や観光業界の怠慢の象徴ともいえます。また、観光客の大量流入を想定せず維持される狭い生活道路や駐車場の整理不足により、住民の安全が脅かされています。さらに、観光収益をめぐり住民間に軋轢が生じていることも、地域全体の社会的安定性に悪影響を及ぼしています。
解決には、観光政策の大幅な見直しが不可欠です。1つ目は、適切なインフラ整備です。観光客用トイレやゴミ箱を設置し、パーキングの増加を図るべきです。2つ目は、観光客の数を制限する仕組みを整えることです。予約制や時間指定制の導入など、来訪者数の管理を行う必要があります。3つ目に、観光収益を地元住民に還元する仕組みを確立し、「受け入れる理由」を明確化することが求められます。
「絵はがきのような絶景」の陰で苦しむ住民の声こそ、観光政策を見直す起点とみなすべきです。富士山と五重塔の背後に、住民の生活があるという事実を真摯に受け止め、行動を起こす時が来ています。
ネットからのコメント
1、地元だけどあまり近寄らない様にしてるが、抜本的解決策は難しいと思うよ。むしろ住宅から離れた別の場所に富士山と五重塔と桜と、ついでに鳥居が一緒に写せる場所を作ったらいいんじゃないかな。最初からアングルを考えて配置して。そこは入場料を一万円くらい取り、落ち着いて写真が撮れるようにするんだ。ウェディングドレスを着た結婚式の「前撮り」が多いから、更に他の人が写りこまない専用お立ち台を30分3万円で貸すのもいい。富士北麓公園とかは住宅から離れてて、やたらと広い駐車場もいつもガラガラだから、あの近くにそういうスポットを作ったらどうかな?
2、行政の仕事は観光業ではなく、カネ儲けでもありません。行政の責務は、「地域住民の生活を守り、豊かにすること」にあります。観光業は、基本的に地域住民の生活環境を破壊します。だから行政は、本来観光振興などするべきではありません。むしろ観光業に地域が侵されないように努めるのが行政の仕事です。もちろん、観光業も地域経済の一部ではあります。しかしあくまで一部に過ぎません。
特に記事にあるような地域はもともと観光地ではなく、公園なども「地域住民のため」に整備されたものです。観光で街が賑わえば地域活性化になる、という思い込みが問題を悪化させます。むしろ逆で、過度な観光は地域を疲弊させます。行政は自分たちの責任をきちんと認識し直すべきです。
3、アメリカなどの海外だと、他人の家の敷地に一歩でも入ったら、撃たれますけどね・・・。日本は甘いと思います。住居侵入罪などで逮捕することも必要ではないでしょうか。そして、再入国できなくすることが大事です。日本政府の対応が厳格化すれば、安易に他人の敷地に侵入するインバウンド観光客も減ると思います。
4、そもそも日本自体が大量の観光客を捌くことを想定していなかったのだから毎年毎年4000万人もの観光客が来たら摩擦が起きるのは当然のことだと思う。京都も白川郷も鎌倉の踏切もひどいものですよ。そして押し寄せる観光客を有効に捌く手段など何もない。観光地と民家が隣接する場所は特に観光公害の被害が酷いが、住民の皆さんは本当に大変だと思う。
抜本的解決策は観光客減らすことだが、日本と日本のコンテンツが世界的に大流行していてそれも難しい。政府は気軽に外国人を受け入れているが、この問題をどうするつもりなのか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/32cf5000da91ba1647f0b0542ca85ac38b71be0e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]