ロシアのプーチン大統領は、恒例の大規模記者会見を開きました。このイベントは2001年から続いており、毎年国民の質問に直接答えることで、リーダーとしての姿勢を強調してきました。しかし、ウクライナへの侵攻が長期化し、数々の問題が山積する中で、あらゆる要求に応えることが難しくなっています。特にドンバス地方での水道管問題について、政権に近い国営メディアの記者からも不満の声が上がり、プーチン政権に対する支持が揺らいでいることが示されています。

現状の説明と異常感：プーチン大統領の記者会見は、彼の政権が国民に寄り添う姿勢を強調してきた重要なイベントです。しかし、そのイメージは、長期化するウクライナ侵攻の影響によって脆さを露呈しています。問題の本質：水道管破壊による住民の困難は、戦争の影響が市民生活に直撃していることを象徴しています。この事態は、戦争を通じて何かが改善されるという幻想を打ち砕いています。単なる制圧ではなく、人的なリーダーシップと具体的な復興策が必要です。解決策：1. 戦争の早期終結に向けた外交努力の強化。2. ドンバス地域のインフラ復旧に向けた国際協力。3. 住民との直接対話を通じた生活環境の改善。価値観の対比と痛快な結論：万能を演じるリーダー像と実際の政策履行能力は相反するものです。国の未来は、演出ではなく実効性のある政策にかかっています。

ネットからのコメント

1、国民一人ひとりの自由は、独裁者の野望によって制限されていることを良しとしているのでしょうか。多少、隣国との考え方が異なっても、武力を用いて人命を奪い合うことよりも、相互に理解するように努力して、隣国同士が共存していくことはできないものか？本音は言えないだろうけど、国民一人ひとりは本当のところ、どう思っているのだろう。一人ひとりは人の心や幸せを理解できる人たちであってほしい。

2、この年次会見は「国民に寄り添う対話」というより、問題を即断即決で解決する万能指導者を演出する場だった。でもウクライナ侵攻が長期化し、生活インフラすら満足に直せない現実の前では、その演出も限界。水が出ない住民の訴えに「完全制圧すれば解決」と返すのは、生活問題を軍事論理ですり替えているだけで、答えになっていない。しかも不満を口にしたのが国営メディアの記者という点が象徴的で、内側からも無理が見え始めている。強権体制は安定しているように見えて、実は期待と現実のズレが積み上がると脆い。今回の会見は、プーチン政権の「全能感のメッキ」が確実にはがれ始めた瞬間だったと思う。

3、どんな喧嘩でも手を先に出した方が負けである。特別軍事作戦と称してキーウに攻め込んだのは誰か。ウクライナはNATOに入ることで、この軍事作戦に勝利すると思うが、プーチンはまだ勝利すると信じている。ロシア国民は事実をしっていても中国と同じで表だっての反対の意思を表せないだけ。プーチンはこの戦争に負けることは許されないと言っているが、国民が自己保身だけだと思っているのであるからいずれ旧東欧諸国の首脳陣のように哀れな最期を迎えるようにおもう。

4、来年か再来年に大きな動きがあるのではないでしょうか。いつまでも盤石ではない事をプーチンも悟るべきだと思います。ロシア軍との関係に綻びが出て、クーデターがおきるかもしれませんね。戦争責任すら自分の責任ではないと言及しているくらいですから。中国の習近平も安泰ではないでしょう。独裁国家に未来はないのです。