物流業界は現在、深刻な課題に直面しています。インターネット通販の拡大に伴う輸送需要の増加に反し、トラック運転手の不足が加速。政府は2030年度までに約21万人の欠員を予測しており、ガソリン代高騰も影響を及ぼしています。運転手数は1995年の98万人をピークに減少し、2020年には約77.9万人にまで落ち込みました。さらに、国土交通省の発表では、2024年度の宅配便取扱個数が50億個を超える見込みで、需要増加が止まりません。対策として、自動運転技術の導入が推進されており、レベル2の実証実験が行われていますが、完全実用化には安全性や運用コストといった課題が依然として残ります。鉄道輸送への転換も進んでいない中、物流全体の構造改革が急務です。

今回の物流危機は、政府や業界の怠慢ではないかと考えざるを得ません。ここ数十年で少しずつ運転手不足が悪化していたにも関わらず、具体的かつ効果的な対策が講じられるのが遅すぎたと言えるでしょう。
この問題の本質は、低賃金や過酷な労働環境で働き手が敬遠する現場環境にあります。また、テクノロジーの革新を安直に救世主扱いし、既存の人材改善策を軽視してきた姿勢も根本的な間違いです。
解決策は明白です。(1)運転手の待遇改善と労働環境の改革を最優先にすべきです。長時間労働に依存しない給与体系を整え、仕事の魅力を高める必要があります。(2)物流需要の効率的な管理のため、モーダルシフトや地域ごとの集約輸送を進めるべきです。(3)自動運転の技術推進と規制緩和を同時並行で進め、現実的な段階での早期導入を促すべきです。
現状の物流危機は、日本経済の基盤が揺らぎかけている象徴といえます。見て見ぬふりをしてきた結果が、今の状況を招いています。この現実を直視しなければ、社会全体への影響は取り返しのつかないものになるでしょう。同じ過ちを繰り返さないためにも、改革は待ったなしです。
ネットからのコメント
1、荷主側のや受け取り側の意識を変えた方が良いと思いますよ。注文から翌日配送だのをうたっているたり3日以内とか当たり前になってきていますが人手不足でドライバーの無理難題を強要するから問題になるのだから食べ物以外は、1週間くらいが当たり前にすればいい事。
短期配達をうたう荷主は、自社トラックで、工場から直接配送するとかの方法もあるね。
2、人手不足で人気のない仕事だとは思うけど、個人的には人間関係が嫌な人には向いてる仕事だと思う。自分は人間関係が嫌で転職もいろいろしたし、人間関係が嫌な人はよく言われるのが工場だと製造の仕事もしたけど、工場の方が人間関係がきつかった。今は配送の仕事をしてメンタルは落ち着いた。ただ給料安いという大きな問題あるので人手不足にはなるんだが。自分はメンタル選んだ。理由により合う人には合う仕事。
3、日本の道路事情を考えると自動運転は無理がある、大きな広い幹線道路を走るだけならよいが住宅街などは乗用車が譲り合い端によらなければ、すれちがうのも難しい道路ばかりだもの、それに自動運転は無人運転とは違うドライバーは乗務する、だとすると運転手不足は改善されると思えない、現在できる事は物流方法の効率化を進める事、常にトラックの荷物量が満載であるような計画、道路輸送以外の海上輸送や鉄道輸送の物流量増大を進める、政府による法律整備で特定輸送物の深夜時間帯の高速道路無料化などを進めて欲しいですね。
輸出企業に消費税と言う名の補助金を出すインチキ税制や嘘を吹聴し続けるマスゴミに減税などやめて、こういう所に税金を使って下さい。
4、宅配の需要がここまで増えているのに、ドライバー不足や燃料費の高騰で物流が限界に近づいているのを見ると、そろそろ再配達は有料化してもいいのではないかと思います。何度も同じ家に届け直す仕組みは、現場の負担を増やすだけですし、そのコストを誰かが負担しているのが現実です。受け取る側も時間指定や置き配を意識するようになれば、全体の効率も上がるはず。物流を持続させるためのルールとして再配達の有料化を検討するのは、むしろ前向きで現実的な発想だと思います。本当に素晴らしい提案ですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0785ad86d5618ae795b8e515dea86f892e6cfd75,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]