事件概要:
2023年10月17日、トランプ米政権の中東担当特使ウィットコフ氏は、米CNNの番組で、ウクライナに北大西洋条約機構(NATO)の集団防衛に類似した「安全の保証」を提供することでロシアと合意したと発表した。15日に行われたトランプ米大統領とプーチン露大統領との会談で、プーチン氏がこの合意を容認した。
ロシアはウクライナのNATO加盟を認めない姿勢を示しているが、米国と欧州の他の国々がウクライナに実質的に第5条に類似した文言を提供することで合意に達した。これはウクライナに対する新たな「安全の保証」として、ウィットコフ氏は「ゲームチェンジャー」になる可能性があると述べた。
このニュースに基づいたコメント:
ウクライナに対する「安全の保証」が合意に達したことは一見喜ばしいが、その裏には複雑な課題が潜んでいる。まず、トランプ政権がこのような保証を提供することで、ロシアの圧力をどの程度抑制できるかは未知数である。ウクライナのNATO加盟を拒むロシアが果たしてどれくらいこの合意に忠実であるかは、慎重に見守る必要がある。問題の本質は、地域統治の不安定さと大国間での力のバランスが崩れることにある。
解決策としては、国際社会による継続的な監視と透明性のある対話の維持、ウクライナ国内での安全保障強化と民主的なガバナンスの確立、そして長期的な外交協力による地域の安定化が不可欠である。価値観の対比から見ても、自由で民主的な国際秩序を維持するためには、具体的で現実的な行動が求められている。
ネットからのコメント
1、重要なのはプーチンがウクライナ全土を奪うまで戦争を止める気がないという点だと思います。占領地の割譲で一時的に停戦が成立することはあっても、それは単なる休戦にすぎず、旧ソ連領の復活を狙っている以上ウクライナだけでは終わりません。ロシアの外交は相手に期待を抱かせて最後に裏切るやり方を繰り返してきました。日本も安倍元首相の時に北方四島の返還があると信じて資金を投じ、結果的にサハリン開発に数兆円を費やしただけで領土は一切戻らなかったという経験があります。同じ過ちを繰り返さない姿勢が求められると思います。
2、そもそもアメリカはウクライナに何かあったらアメリカが守るから核を持つのをやめてくれないかと言いそれにウクライナが承諾して核を持たない約束をして今回のウクライナ侵攻ではこの始末ですからね。
安全保証の取引をする際に今後は破った場合のペナルティも一緒に話し合った方が良いと思う。
3、EUが条件飲んでウクライナ支援やめたら即終わり。ウクライナの同席は体裁を保つ為だけ。アメリカが乗り気で無い以上、NATOとしての支援は期待できない。金もアメリカから出るか分からない。そんな中で継戦出来るのかどうかと言う判断。ただ、EUとしても黒海の覇権をロシアに握られるのは、食料流通の大動脈を握られ首元にナイフを突きつけられる様なもの。簡単に飲めるとは思えない。個人的には、何も終わらず、ウクライナが言う事を聞かないと、トランプが支援を打ち切る口実を得て終わるだけなんじゃないかと。まあ、そこで強行策に出れないのがチキントランプなんだけどな。ほんと残念すぎる大統領だわ。こんなのを推した奴の気が知れん。
4、アメリカが安全を保障?米軍が駐留するわけでもないのだから、核で脅しながらロシアが再侵攻しても米欧は打つ手がないだろう。米欧が核戦争の危険を冒してまで、ウクライナを守るわけがないから、再びロシアがやったもの勝ちになる構図は全く変わらない。
結局、絵に描いた餅をウクライナに提示して領土放棄を促すだけの話だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4bf1e1954aee5baaf6711d067c7ef7715aa14c83,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]