大阪の高校野球界をけん引してきた大阪勢が、45年ぶりに夏の甲子園で初戦敗退し、春夏ともに未勝利となる事態が生じました。2023年の大会で敗北を喫したのは東大阪大柏原で、香川代表の尽誠学園がその相手で、同校のエースで4番、主将を兼任する広瀬賢汰は大阪出身でした。広瀬は変化球を駆使し相手強打陣を封じ、5回に決勝となる2点タイムリーを放ちました。
歴史的な敗北の中で、大阪の野球界に異変が生じたことは、かつて覇権を握っていた大阪桐蔭や履正社の影響を再考する必要性を示しています。
この出来事は、高校野球という競技において、地域の強豪としての大阪の位置づけが変化したことを示唆しています。まず、大阪が持つ圧倒的な競技力が、他地域との競争においてどのように変化してきたかを分析することが重要です。育成システムや選手の戦術的適応力の欠如などが潜在的な問題として考えられます。また、近年の強豪校が失いつつあるプレッシャーに対する心理的ボトルネックも無視できません。これに対し、大阪の高校野球が持つ伝統的な競技力に立ち返り、長期的な選手育成プログラムの再構築を図ることが求められるでしょう。さらに、他地域との競技的交流を通じて、新たな戦術や技術を柔軟に取り入れることも解決策の一つです。
これこそ、地域性への固執を超え、全国的な競技力向上を目指す一歩となりえるのです。
ネットからのコメント
1、大阪は激戦区とはいえ波乱も少なく、全国に名が知れた学校しか出場しないです。大阪桐蔭、履正社、過去にはPL学園、近大附属、上宮、北陽がほぼ持ち回りで出場していて、中村紀洋選手がいた渋谷や、強豪になる前の履正社が初出場した時は初戦敗退です。大阪に限らず、大都市の激戦区ほど波乱が少なく、稀に初出場校や伏兵が出場した時は早く負けていたりします。
2、私が子供の頃は大阪代表が一回戦で負けるなんて考えられなかった。府大会のベスト8くらいからは甲子園よりレベルが高いと言われていたし、清原も大阪大会のプレッシャーに比べたら甲子園での2回戦までは気も楽だったと。今は沢山のいい選手が府外に行っちゃうし、仕方がないですよね。
3、桐蔭や履正社や智和歌山等の狭い枠に入れなかったボーイズ、シニア、ヤング等の子が、まず尽誠のような甲子園に行けそうな地方の高校に行くわけだから。 東大阪大柏原や近附、北陽、偕星、金光、仰星なんかはその次の層。
どうしても、地方から甲子園に出るクラスとは力の差はあるのは仕方がないかもですね。
4、昨年の大社高校が、早実や報徳、創成館などの強豪校に勝ったのは明らかに低反発バットの影響があったからだ。低反発バットに変わってから本当にホームラン数も激減し、接戦が多くなった。東大阪大柏原も地方大会では大接戦で勝ち上がってきたチーム。尽誠学園との試合もキャプテンの竹本君が怪我をしなければ分からなかった試合でもある。なので、全国的に点差の開かない試合が増え、運不運で勝敗がつくケースも多くなっている。決して大阪代表だからといって昔のような圧倒的な試合運びはできなくなっていると思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/16f1b8855cba6905a3abd8f64da6cff893a163f9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]