7月7日、スイス・ジュネーブで国際オリンピック委員会(IOC)は、ロシアの国際大会参加制限を求めていた勧告を全面解除し、ロシア・オリンピック委員会(ROC)の資格停止処分も暫定解除すると発表した。これまでウクライナ侵攻を理由に中立選手のみの参加を求めていたが、侵攻継続中の決定として国際的な議論を呼んでいる。同日の理事会では、2030年冬季五輪でノルディックスキー複合の除外、新競技導入なども決定した。

IOCの今回の判断は、スポーツの公平性を掲げる組織として大きな矛盾を抱えている。国家による武力行使が続く状況で制限を解除すれば、「政治とスポーツは別」という建前だけが強調され、被害を受ける側への配慮が置き去りになる危険がある。本質的な問題は、五輪の理念や選手保護の基準が一貫して運用されていないことだ。今後は①参加判断の明確な国際基準を公開する、②人権侵害や侵攻行為に対する独立した審査機関を設ける、③選手個人と国家代表の責任範囲を厳密に分ける仕組みを整える必要がある。
平和を掲げる大会なら、都合の良い時だけ理念を掲げるのではなく、困難な局面ほど原則を貫く姿勢が求められる。信頼を守るのはメダルの数ではなく、守るべき価値への一貫した態度である。
ネットからのコメント
1、海外では、キングオブスキーと呼ばれ、オリンピックでも、第一回大会から実施されて来たノルディック複合競技が、オリンピックで見れなくなるのは大変残念です。時間は掛かるかも知れませんが、女子種目の実施などで、復活する事を期待したいです。例えば、種目を増やして、ジャンプの混合団体の様な、後半の距離も男女混合のリレー形式とかどうでしょうか?結構面白そうだ、と思うのですが。
2、人気のなさで無くなるのは仕方ないが、特定の競技が微妙に違う形で何種目もあったりするのはやめて欲しい。また、無くなるのは仕方ないと書いたが、オリンピックはアマチュアの祭典であるので、人気のなさで全てなくすのではなく、複数の種目があれば減らすなど、競技としては残すことも考え欲しい
3、女子種目を追加するのではなく、本当に競技ごと除外するとは…。
ノルディック複合はキングオブスキーでは無かったのか?温暖化によって冬季五輪を開催できそうな地域は限られてきているし、そもそも競技できる環境自体が限られている。世界的な人気など気にしていたら、そのうち冬季五輪ごと無くなりそう。IOCの商業主義の前に選手達の気持ちは置き去りにされてしまいました。とても残念です。
4、日本人選手にとっても黄金時代があって、近年は渡部暁斗の活躍で楽しませて貰った種目だったので、残念な思いです。ただ、日本人が活躍したら不利なルール改正をしたり、特定国だけが勝てばいいという世界になっていたのも事実かなと。クロカンの比重が高すぎて、ジャンプがほぼ無意味に感じてしまう試合展開も多く感じた。ワールドワイドな目線から逆行してるような部分も見られてしまったのかな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c784acb669b2e51dc910047cf47570e9393cebed,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]