広陵高校は、夏の甲子園大会出場後の辞退を決定しました。1月22日に発覚した事件では、1年生部員が寮で先輩4人から暴行を受けたことが判明し、高野連から厳重注意を受けました。しかし、被害者の保護者は学校の調査結果に疑問を呈し、SNSではさらに多くの加害者が関与しているとの情報が拡散しました。8月6日の大会直前に再び注目を集め、学校は公式発表を行い、元部員からの新たな暴力告発が重なり、第三者委員会が設置されました。
結果として、学校は辞退を決定し、監督と校長が職を辞任しました。
この事件は高校野球における暴力の問題を浮き彫りにしており、広陵高校の対応やSNS上の誹謗中傷に対する批判を招いています。まず、広陵高校が暴力事件に対して適切な措置を取るのに時間がかかりすぎたことは否めません。この状況が発展し、辞退に至った原因は、暴力が許容される風土そのものにあります。これを変えるためには、すでにある憲章や規則を厳守し、制度的な改善が必要です。具体的には、まず暴力の可能性のある行為についての早期発報制度を設けること。不祥事を見逃さないために外部の第三者機関による調査を義務化すること。また、被害者が思い切って相談できる窓口を整備し、ハラスメント行為に対する厳しい罰則を設定すること。最も重要なのは、大人たちがこの状況を真剣に捉え、若者が野球を通じて健全な成長を遂げられる社会を作り上げることです。
美談に満ちた光の面だけでなく、影の部分にも光を当てる勇気が求められています。球児たちの未来が明るくなるには、大人の責任と変革が不可欠です。
ネットからのコメント
1、勝利至上主義となっている高校野球、高野連が改革に動くかどうかは正直言って余り期待はできないと思うけど、私自身が先ず着手して欲しいのは県外からの入学生徒の制限です、今大会でもレギュラー全員が県外からの生徒という学校もありました、やっぱり歪だなと思います、例えばレギュラーの県外選手を三分の一、3人までに制限するとか、高校野球はあくまで高校の部活動の一環に過ぎないという視点を忘れないことが大切です。
2、他の学校の生徒も暴力やいじめにあったら、これを機にどんどん発信すれば良いと思う。でないと学校は生徒を助けてくれない。いじめに悩んで最悪の事態を選ぶより世間を味方に頑張って欲しい。広陵高校を廃校にすれば他の学校も真面目に生徒を守るようになると思います。
3、強豪高校の出身中学校を見ると、殆どが、他県からのリクルート選手ばかりで、既に都道府県対抗戦では無く成ってる。
本来は郷土出身の生徒と学校の全国対抗戦が大会主旨だった筈だ。全国から寮生活をさせ、学費免除など特待生扱いなど、根本的抜本的に高校野球を見直す時期に来てる気がする。
4、イジメや暴行は、犯罪である。加害者は停学や退学にするべきです。野球が上手い生徒だから?学校の名誉や広告塔?と言うことで、被害者を切り捨て黙らせる。そんなやり方は、今の時代は通用しないことが、はっきりして良かったと思います。ただ実名まで晒すのは、どうなんだろうと思いました。大人の商業ベースに子供を巻き込む高校野球?もっと大人達が毅然とした態度で対応して欲しい。犠牲者は高校球児だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/02d2035f0f19c496a3daeefb0e113acbfaebed77,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]