中国南西部の四川省とチベット自治区の境界にある葉巴灘水力発電所の建設プロジェクトにおいて、ドイツ製の小型産業用コンピュータ（PLC）使用の予定が急遽、中国国産の龍芯テクノロジー社製システムに変更された。この発電所は世界第4位の規模で、国家インフラの安全保障と技術自立を優先するための措置という背景がある。過去の事例として、産業制御システムの脆弱性がサイバー攻撃を受けるリスクを示すスタックスネット事件があり、それが変更の決定に影響を与えたと報じている。

発電所は標高約3000メートルに位置し、総設備容量は224万キロワットで、2025年末に第1期発電ユニットが稼働する予定である。

この事件は社会問題や国家安全保障に関連しているため、批判型のコメントが適切です。

現状の説明と異常感：中国が国家インフラの安全保障を理由に、西側製PLCから国産品への切り替えを進めている。この動きは、産業制御システムの脆弱性が露呈した過去の事件を踏まえたものである。しかしながら、技術自立を掲げる一方で国際協力の可能性を閉ざすことが懸念される。

制度の欠陥と背景分析：この変更は、サイバー攻撃への脆弱性が国内技術自立への強い動機として働いている。過去のスタックスネット事件が安全保障上の不安を高め、海外製品の信頼性に疑問を持たせた点は理解できるが、技術の選択において独自路線を貫くことにはリスクが伴う。

具体的な解決策：まず、国内技術の品質向上を急務とし、特にPLCの安全性を強化するべきだ。次に、国際的なセキュリティ基準を遵守し、外部監査を導入して信頼性を向上させる。さらに、技術交流と協力関係の再構築を図り、孤立を避けるための外交努力を重ねることが重要だ。

価値観の対比と痛快な結論：技術自立と国家安全保障を掲げる姿勢には理解を示すが、孤立した技術開発は長期的には不利になる可能性がある。開かれた国際協力がもたらす恩恵を享受しつつ、内部脆弱性を克服することこそが、真の技術独立と安全保障を実現する道だ。

ネットからのコメント

1、こういう動きは日本も見習わないと。失敗を隠すのが中国の欠点だが、国民に隠しつつそれはそれで学んでいるなら日本はどんどん追いつけなくなる。クラウド系も自国で賄い、こういうインフラも失敗から学びつつ（表向きは隠すにしても）だと、経験値がどんどん上がっていく。日本はガバメントクラウドもAWSのように海外スマホももう海外勢SIyerがまだいるけど、これも海外勢なら今後の基幹インフラのITも海外勢になる。

日本はすべてが海外勢に抑えられる。ガバメントクラウドは日本勢にしないと。楽天は頑張っているだろうけど、amazonの方が強い。スターリンクもauが使うんでしょ？これも海外勢「日本人ファースト」だしね。「日本人第一主義」と言わないで。そのうち中国をまじめに笑えなくなる日が目前

2、自国の産業を重視するのは素晴らしいことで、日本も見習うべきです。アメ車は日本では販売されていないと、トランプの文句に対して、最近高額のテスラ車は日本で公用車として使われることが増えているが、公用車ぐらいは純国産車にしてもらいたいです。

3、> 海外製のPLCの場合、外部からのコンピューターウイルスによるサイバー攻撃を受けて、稼働停止に追い込まれる危険性があり、中国政府はその点を考慮スタックスネットの場合はPLC本体に侵入したのではなくて開発/制御側のコンピュータへ侵入することによるラダープログラムの改変。windows側での対策が肝となるのでPLCを変えただけでは危険性は残る。どちらかというと、海外製品に頼ると禁輸されたりすることの対策ではないだろうか。

それとシーケンサでも自国製品の世界制覇を狙っているのかもしれない。このような姿勢は日本も見習ってほしい。

4、以前から中国で販売する物に対して設計情報やプログラムの公開を求めて来た。日本企業の中には早々に撤退した先端企業もある。ドイツ企業は公開して来たんでは。その情報が有れば中国企業はコピー製品を作れますからね。おまけに中国の工場は表と裏の門があり、正規工場で製造して裏出荷している製品もある。どれだけ独自技術で成り立っているかは分かりませんがね。それが中国の世界です。