【事件概要】
2025年7月18日、自民党前経済安保相・高市早苗氏が参院選投開票日の2日前に「党の背骨を入れ直すために戦う」と発言し、総裁選への意欲を示唆した。この発言は党内で「フライング」と受け止められ、冷ややかな反応を招いた。2024年9月の総裁選では1回目の投票で高市氏が181票で首位だったが、決選投票で石破茂氏が215票を獲得し逆転勝利。
靖国参拝継続の発言や外交姿勢が議員の敬遠を招いたとされる。党内基盤の脆弱さや裏金問題も支持拡大を妨げている。
【コメント】
「フライング早苗」と揶揄された発言が象徴するのは、党内政治の不健全な硬直と、リスクを取った発言すら許容されない空気だ。問題の核心は、候補者の政策や理念ではなく、派閥力学や裏金疑惑という制度疲労に陥った構造そのものにある。党員・党友から最も信任された候補が敗れる構図が、政治の民意反映機能の劣化を物語っている。
まず、党員投票の比重を高めた公正な選挙ルールを制度化すること。次に、裏金問題の徹底調査と関係者の公的処分を行う第三者機関の設立。そして、派閥を超えた政策評価型の候補者選抜システムの構築が急務だ。
理念で勝負しようとする政治家が「空気」で排除される現実は、まさに民主主義の自己否定だ。
政治とは「忖度」ではなく「選択」の結果であるべきだ。冷笑で済ませるには、あまりに危うい未来がこの構図の先にある。
ネットからのコメント
1、高さんも、青山さんも、西田さん、自民党に居続けるよりも、同志と共に離党して、新党を立ち上げて、賛成党や国民民主党に連立すれば、今やらなければならない事が実現できる早道だし、国民へわかりやすいメッセージになるのに。
2、今の自民党で、党首になれる可能性がある人達で裏金、横領、保守、政策、派閥、思想…諸々の事を考えて、この人って言える人はいないだろう。それくらいに今の自民党(ずっとだろうけど)で、この人って人はいない。誰が党首になってもまとめ上げる事はできず、バックにいる重鎮や財務省の言いなりって感じは拭えない。保守だと言いつつも、今そうではない自民党から離党する事なく、ガス抜き要員と言われる高市早苗も、また決選投票で負けるのか。その手前で負けるのか。石破みたいには酷くないにしても、今の自民党議員には微塵も期待できないのが現実だわ。
3、高市さん以外だと茂木さんがなるとかなければ自民党はリベラル緊縮路線を続けるということですから、不人気の継続は決定的で同じ路線の立憲と一緒に次の選挙でなくなってもらうしかないでしょう自民党内の保守派という人達も今までの自民党のリベラル政策に対して何ら有効な対抗策を打ってこなかったのですから片棒担ぎ、よくて保守派のガス抜きと言ったところで信用されていないと思います高市さんが総裁になればなにか変わるかも知れないと思いましたが、どうせ自民党に変わることを期待しても無意味なのでなくなって欲しい保守派とか積極財政派と言う人たちは党を出て言わないと
4、かつて保守本流と言われた自民党もここ数年でかなり左傾化が進んだ。その結果が前回の参院選で、左傾化により無党派を逃した自民は沈み、ぽっかり空いた右側の票を新進政党が分け合って躍進した。一方、最大野党の立民党は左傾化した自民党との違いをアピールできずに伸び悩んだ。左傾化した自民党からは、もう高市氏が総裁に選出されることも、かつての隆盛を取り戻すこともないのではないだろうか。そうであれば、自民分裂⇒政界再編という流れに向かうのかもしれない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b81cd356d2dc716ca77e35cc9c876283cc1e2d96,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]