事件概要
愛媛県愛南町と高知県宿毛市にまたがる篠山小中学校は、少子化の影響で2026年3月末に休校し、2027年3月末で閉校されることが決定した。学校は「日本一長い校名の学校」としても知られ、両県境の地域で古くから県を越えた交流が行われてきた。
25年度の在校生は、小学校3人、中学校6人で、増加が見込めないため、学校運営協議会で休校・閉校の方向性が決定された。この学校は1949年に篠山中学校、1952年に篠山小学校として創立された。現在の正式名称は「高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山小中学校組合立篠山小学校・篠山中学校」。
コメント
愛媛と高知両県にまたがる篠山小中学校の閉校決定は、地域の少子化がもたらした避けがたい結果です。しかし、この現実は、単なる数字の減少を超えた問題を示しています。地域の学校が閉校に追い込まれる背景には、少子化だけでなく、地方の過疎化や教育への投資不足、さらには地域間連携の不足があるのではないかと考えさせられます。
このような状況に対して、まずは地域の教育機関同士が連携し、広域での学校統合や支援を積極的に行うべきです。
また、少子化対策として地域の魅力を高める施策を進め、移住者を引き寄せるような政策を推進することも必要です。そして、何よりも重要なのは、未来の子どもたちに対して質の高い教育の場を提供し続けることです。
地域の学校が閉校を迎えることは痛ましい事実であり、教育環境の維持と地域活性化のための新たな取り組みが求められています。
ネットからのコメント
1、山村の県境はふつう山の稜線にあることが多いですが、ここは谷底にある川が県境になっています。その川を挟んで両岸に僅かな平地があり、人が住んでいて学校があるという具合です。愛媛県愛南町の住民の最寄駅が高知県の宿毛駅であったり、愛南と宿毛の両警察署が合同で交通安全の啓蒙活動を実施したりと県境を越えて繋がりの深い地域です。
2、都内から郊外に出かけると閉校になった小学校があちこちにあって、かつては子供たちの笑い声や遊ぶ姿があって賑やかだっただろうに、校庭は草ぼうぼうでシーンと静まり返っていて、本当に切なくなる。またこの学校も含めて子供たちの笑顔と笑い声が聞こえるようになると良いなと思うが、難しいんでしょうね。
少子化ってほんとに切なく寂しい問題だ。
3、市町村を跨いで、「組合立」というのは全国にいくつかあるだろうが、県を跨ぐケースは珍しかったのではないでしょうか。個人的には教員の人事異動や給与はどうなっているのか気になるところですが、廃校になってしまうのは残念。少子化や過疎化の進行により、県境を跨いでまで学校を維持することも難しくなってきたのでしょうか。履歴書に学校名を記載するのが大変そうですね。
4、校舎新しいよね?まだ建てて数年ってくらいに見える地域の状況から、子供が減っていき近い将来閉校になることは誰の目にも明らかだったと思うよ穿った見方だけど、人々が反対できない教育の名目で立派なのを建てて、さっさと閉校にしてその建物を買い取りたい誰かがいたりしない?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/260ba07ee2c045ada72dda2f3e4ce7651541a9bd,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]