静岡県のリニア工事問題は、5年にわたり進捗を見せなかった準備工事の手続きが進展したが、その背景には川勝知事時代の対応が大きな問題として残っている。2020年、川勝知事は自然環境保全条例を盾に準備工事を拒否し、これがリニア開業遅延につながった。しかし、今般、静岡県はJR東海の再提案を認める方向で動いている。要請や条例解釈の拡大などが影響し、県とJR東海間の信頼関係が揺らいだ結果、一部では静岡県の対応に批判の声が強まっている。
現在静岡県は、過去の対応を正しかったとしながらも、準備工事の承認を急いでいる。この後も問題解決には未解決の課題が残り、過去の誤った行政判断の洗い直しが必要だ。まずは、静岡県は自身の過ちを認めた上で、公正で透明な対応を示すべきである。過去の問題に向き合い、真摯に反省し、積極的な信頼回復策を講じることで、リニア開業の実現が早まるだろう。さらに、JR東海との連携を強化し、これまでの問題の具体的な解決策を定めることが重要だ。このような取り組みは、地域の発展を見据えた住民への誠実な行動として評価されるはずである。静岡工区の着工は、多くの人が待ち望む未来への一歩であるが、適切な手続きと誠意を持って進めなければ、再び信頼を損なう恐れがある。地域社会と未来を繋ぐリニア開業を目指すのであれば、歴史から学び、現在の行動を見直すことが重要である。
ネットからのコメント
1、最近はリニアに対する意見がブレまくりのこの筆者だが、この記事の中だけでも主張がブレまくりで、読者は呆れてしまうんじゃないの?『これまで静岡県のやってきたことがすべて正しいとして「原理原則」を唱え続ければ、どこかでつじつまが合わなくなるのだ』というけど、つじつまが合わなくなるような物は『原理原則』とは呼ばない。「水は人間の生存に不可欠だ」「自然環境を無意味に破壊することは許されない」というような原理原則は、どこまで行ってもつじつまが合わなくなることは無いよ。ただ、その『原理原則』と「人間の生活」を、どこで折り合いをつけるかは、時代や周辺状況によって変わってくる。しかし、リニアの静岡問題については、静岡が折り合いをつけるような代替メリットを享受できないのだから、折り合いなんてつくはずが無いんですよ…。国が矢面に立たない限り、進捗は見込めないでしょうね。
2、2027年の開業なんてどの工区も間に合ってなかったんじゃないのか?予定通り完成する工区はあるんだろうか?川勝は静岡県が反対してるから間に合わないなんてことはあり得ない。
他もだいぶん遅れてると言ってたけど本当だった。反省した方がいい。
3、川勝氏の陰に隠れていましたが、瑞浪市など別の場所で水枯れ問題は起きています。静岡県が「抵抗」しなくても、工事の遅延は変わらないはず。結局のところ、中央構造線など訳ありの場所にひたすら穴を掘る「トンネル新幹線」は無謀だったんじゃないですか?川勝氏を悪役に仕立てるのは問題のすり替え。
4、この記事に書いてある準備工事の内容は明らかにトンネル工事の本体に関わるものしかないから、静岡県から見ればJR東海がなし崩し的に着工するつもりと考えるのも無理のない話ですよ。明確な水処理の問題解決策を示さないのに準備工事を急ぐ事は誠意がないとみられたのではないですか?大体、多くの国民がリニアを求めていると言いますが、具体的な数字は示してませんね。感情的に走る記事であり、大井川下流への水問題を無視しようとする残念な記事にしか見えません。旧国鉄の丹那トンネルの歴史を勉強して下さい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2ceb938e6a076295960f410d9a3cd549f254c14e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]