茨城県は2026年2月、県猟友会に委託して37人の「緊急銃猟隊」を発足させた。背景には、2025年9月開始の緊急銃猟制度が全国14道県で2026年7月11日までに82件実施される中、県内でも2024年に9年ぶりとなるクマ出没が確認されたことがある。2006~2024年の確認例は計4件だったが、県は対策予算を約70万円から1300万円へ増額し、5人1組の体制や射撃訓練を整備。ただし、実際にクマ対応経験のある隊員は3~4人にとどまり、市町村の要請を受けて出動する仕組みの中で、安全確保や人材育成が今後の課題となっている。

クマの出没が少ない地域でも備えを進める姿勢自体は評価できるが、本当に重要なのは「部隊を作った」ことではなく、「実際に安全かつ確実に運用できるか」だ。経験者が限られる中で危険な現場を任せれば、隊員や住民双方の命に関わる。
制度だけ整えて安心するのは最も避けるべき発想である。必要なのは、第一に実戦経験を持つ地域との継続的な合同訓練を制度化すること。第二に、市町村・警察・猟友会が迅速に連携できる明確な指揮系統と情報共有体制を整えること。第三に、隊員の安全装備や保険、報酬、人材育成への継続的な投資を行うことだ。危機管理は「起きてから対応する」のではなく、「起きる前に備える」ことで初めて意味を持つ。形だけの対策では命は守れないが、実効性を追求した備えは住民の安心と安全を確実に支える。
ネットからのコメント
1、クマがほとんど出ない地域でも備えを始めるようになったぐらいだから、日本中どこに出没してもおかしくないし、クマ問題は全国的な問題だと感じます。被害が出てからではなく、事前に準備を整えておくのは大切だと思います。猟友会の方々も、経験が少ない中で訓練を重ねたり、5人1組のチームで安全に配慮したりして頭が下がります。住民の安全を守るため、訓練や装備、行政の支援を継続して充実させてほしいです。
2、最近の茨城県は不法滞在者対策にしても、この記事のクマ対策にしても動きが迅速だし効果的でいいなと思いますね。
クマ被害が続発してからではなく先んじて訓練をして常設の緊急銃猟隊を持つのは茨城県だけなのではないですか。後手後手に回るのではなく、県民のために迅速に対策に動くのは安心感がありますね、素晴らしいと思います。
3、クマの生息が少ないと見られる茨城県だが、やはり住民に犠牲が出ないように前もって県が準備しているのは良い事だと思う。ただ熊の駆除経験者が少ないので、いざ緊急銃猟の時には、猟師も充分気をつけて駆除にあたってほしいですね。
4、素晴らしい取り組みと思います。うちの自治体は、クマが出始めて1年以上経過してニュータウンの住宅街の中も、小学校の隣にも熊の目撃情報が出るようになりました。元々、クマが生息しない空白地域のため猟友会でも、猪や鹿などをとる罠しか使えないらしくクマハンターがいないそうです。そもそもクマの捕獲や駆除ができる地域に指定されていないので先に放獣場所を申請してからでないと捕獲できないしそして元々空白地域なので、安全に放獣できる場所がないよって、捕獲も駆除もできないままだそうです。
指定地域の変更は、自治体が勝手にできないそうなので早く、国など上の組織に動いてもらいたいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/53e8ea0280705e29f1a94f4c9d9c5c963ba6eef6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]