事件概要:
2023年12月、米国は高度な訓練を受けた特殊部隊を投入し、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の自宅を襲撃し拘束。その裏には、トランプ前大統領が複数月にわたる計画を承認した事実がある。作戦の目的はマドゥロ氏排除およびベネズエラの巨大石油埋蔵量へのアクセスを確保することで、最終的にベネズエラを一時的に米国の運営下に置くと宣言。作戦はCIAによる情報収集や150機を動員した航空作戦を含む大規模な展開を伴い成功裏に終了したものの、長期的影響や米国内外での評価は非常に不透明な状況である。結果的に、ベネズエラ国内の混乱と国際関係の緊張をさらに増幅させた。

コメント:
米国による強引な政権交代工作は、力による介入が主権国家をどれほど壊滅させるかを再び示している。
まず、現状の異常さとして、ベネズエラの内部紛争に対し軍事力で解決を図ること自体、その合法性が疑問視される。マドゥロ政権の問題を抱えるとはいえ、米国自身が作戦の背後に石油埋蔵量という利益をちらつかせることで行動の正当性を損なっている。その背景には、過去の介入による混乱、腐敗した主権侵害の反復がある。この枠組みでは、ただ権力構造を変えただけで地域の安定や国民の幸福は導けない。
現状を変えるために必要な行動としては以下が挙げられる。
1.国際社会による徹底した監視と介入を抑える仕組み、具体的には国連の調停強化。
2.天然資源に焦点を当てた覇権主義的政策を制限する国際的ルールの設置。
3.政治的影響を排除した対話を通じた解決で、特にベネズエラ国内の実際的ニーズを優先。
力で民主主義を広めようとする行為は往々にしてその価値を台無しにする。歴史が繰り返されるたび、人間の自由意志と正しい支援の在り方が問われ続ける。
ネットからのコメント
1、中国は、ベネズエラに向こう10年で500億ドルほど投資してて、その内200億ドルは石油施設への投資。その返済は石油での返済を約束するものだったので、中国にとっては、ベネズエラの利権を失うのは投資の回収ができなくなるということになりそうです。ベネズエラの内部には、アメリカ側につくことによってこの返済義務を反故にすることができると寝返った勢力もあるかもしれませんね。アメリカは、利権を手にし、ベネズエラ側は返済義務を反故にできるというような計算が働いてもおかしくは無い。結局、中国、ロシアについたとしても、大して守ってくれるわけでもないのなら、小国として生き抜く為に色々政治的な駆け引きをしてるようにも見えます。
2、素晴らしいですね。ロシアがウクライナで数万人の犠牲者を出しながら戦争を泥沼化させているのに対し、アメリカはわずか数十人の犠牲で目的を達成するこの圧倒的な差。まさに「アメリカの強さ」を象徴する一手であり、世界の手本と言える対応です。的確な情報収集、迅速な意思決定、そして最小限の被害で最大の成果を上げる軍事作戦の完成度には、ただただ感服するばかりです。
こうした戦略的行動力は、日本も見習うべき素晴らしいものです。
3、「マドゥロ政権を崩壊させる」ところまではアメリカには造作もないことなのは分かりきっていましたが、問題なのはその後に安定政権を構築することです。そちらの方が遥かに至難であって、そちらが出来るのかどうかが重要です。
4、この記事で浮かび上がるのは、軍事作戦の成功と、その後の政治の空白が同時に存在しているという点だ作戦自体は数カ月がかりで準備され、特殊部隊、CIA、サイバー戦まで総動員され、軍事的にはほぼ完璧に遂行されたしかし、拘束後にベネズエラをどう運営するのか、どこまで介入するのかという政治的構想は驚くほど曖昧なままだ特に危ういのは、政権交代が目的ではないと公言しつつ、水面下では辞任を迫り、応じなければ拘束に踏み切った点だこれは外交と軍事の境界を意図的に曖昧にし、国家元首に強烈な心理的圧迫を与える前例を作った同盟国が支持も非難も避け、原則論にとどまった理由はここにある今回の問題は、作戦の是非以上に、力で現実を先に作り、後から政治を考えるというやり方が常態化する危険性だ軍事は勝っても、政治が見えないそれがこの記事から読み取れる最大の教訓だ
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/aa11ed4d3c07e8941f62471ae807aa5c0ba73a37,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]