中部電力は、浜岡原発3号機と4号機について、原子力規制委員会に対して地震動の過少評価が行われた疑いを公表しました。2019年1月の適合審査では、統計的グリーン関数法を用い、平均に最も近い代表波を選ぶと説明しましたが、事実としては異なり、意図的に異なる代表波が選ばれた可能性があります。発覚は2025年10月で、原子力規制庁からの資料要請を受けた社内調査によるものです。同社は事案の深刻さを受け、信頼失墜を招くとして再発防止策を検討すべく第三者委員会を設置する予定です。

このような不適切な対応は、安全管理の根幹を揺るがす事態です。まず、企業としてのモラルが欠如しています。審査において数値を操作することは安全性の軽視を意味し、特に原子力施設での信頼は一度失えば回復が困難です。この問題の背景には、組織内の情報共有不足や監査体制の甘さがあるかもしれません。
解決策として、外部監査体制の強化、情報公開の透明性向上、さらには内部通報制度の整備が急務です。これにより、組織の信頼性回復を図るべきです。市民の安全を守るため、不断の改善を惜しまない姿勢が求められます。私たちの安全は情報の透明性と信頼性に基づいて初めて確保されるという事を、この事例を通じて再認識しなければなりません。
ネットからのコメント
1、一番不安で辛いのは、その地域で暮らす人たちですよ。それに原発は何かあったら日本だけの問題では無くなる。原発は「絶対安全が前提」なのに、評価を都合よくいじった疑いが出た時点でアウト。これは個人とかの問題とかじゃなく、再稼働を急がせる制度や空気と企業体質の問題。第三者委員会だけで終わらせず、国も含めて仕組みを抜本的に見直すべき。
2、福島第一原発でも、想定された高さの津波の警告を無視していたという指摘がありました。いかなる現場でもしばしばルールは骨抜きになります。ルールや警告を無視するのは大変なことなのだ、という意識が広まると良いと思います。
3、こういうのを知ると、電力会社の原発に対する安全基準は「現状で問題ない」という結論が先にあって、それに合わせてデータを選択していると強く疑う。
活断層や津波の危険を指摘されると必ずといっていいほど「問題ない」と電力会社は反論するが、それも腑に落ちる…と言われても仕方ない。ほかの原発でもこのようなデータの(都合)いいとこどりをしていないか点検の必要があるのでは?
4、私たち日本人にとっては、東日本大震災の福島原発事故は忘れてはならないことだし、それを教訓にして同じことが2度とない様に、リスクのコントロールができる人はそうすべき。取り返しのつかなくなったことを経験したのにも関わらず、対策が万全に取れていなかったとは残念。こういうところを少しでも手を抜くと事故につながるのではと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/536245a4820bf208a7543b7260dbdd5bc7b7c2c7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]