東京都世田谷区の都立砧公園で、2023年3月7日から4月にかけてソメイヨシノやヒマラヤスギ、コナラなど計5本の樹木が倒木しました。このうち一部は通行人や車を巻き込み、人身事故や物損事故が発生。原因は樹齢60~70年の老木の根腐れや樹木の弱体化とされており、東京都公園協会は危険防止のため公園内の多数のエリアを立ち入り禁止とし、樹木医による集中的な診断を開始。診断対象は約5000本にのぼる一方で、管理の不備や点検の予算不足が背景にあると指摘されています。全国的に倒木が増加しており、国交省の調査によると定期点検を未実施の自治体は約59%にのぼる状況です。

樹木の倒木問題は単なる公園の不便さの問題ではありません。それは公共の安全を脅かし、制度と管理体制の欠陥が露わになる事例でもあります。
砧公園で一連の倒木事故が発生した背景には、人口集中エリアの樹木老齢化、猛暑や乾燥による環境劣化、そして定期点検が不足している日本全国の自治体事情が密接に関わっています。現状、多くの自治体が人手や予算不足を理由に点検体制を十分に整備できず、「倒木リスク」が放置されているのです。
しかし解決策は存在します。第一に、国が主導して点検基準を標準化し、自治体間の格差を是正する制度改革が急務です。第二に、財政力の弱い地方自治体への支援策として、街路樹および公園樹管理専用の補助金を設けるべきです。第三に、先端技術を活用しAIによる樹木診断など効率的な手法を導入することで、点検業務の負担を軽減させていくべきです。
倒木事故による人命の損失や環境の劣化は、日本社会全体の課題として認識されなければならない局面に差し迫っています。木々が作り上げる緑地は環境にも人々の心にも影響を与える不可欠なインフラです。安全管理を怠ることで都市の質そのものが損なわれるという事実を、社会全体で受け止める必要があります。
ネットからのコメント
1、時期が到来したということでしょう。平成はギリギリ何とかって感じでしたけど、令和になってもこれまで通りとはいきません。昭和で考えても100年超えたんです。更新の時期なんですよ。どこかの杉の様に数千年保たせるなんて都市部のまちづくりを考えれば不可能なんだから、本来であれば樹高が5メートル超えた辺りで植え替えを想定しておけば、倒木するまでに更新やってこれたと思います。20年か30年単位で更新する様に継続的な事業に出来れば造園業者も生き残れますし、突然木が倒れてきて大怪我するなんてこともある程度は抑えられると思います。放置するのが何をするにも悪い考え方です。
2、寿命を迎えたら老化してくるのは当たり前なんですが 自然の摂理をわかっていない一部の方々が木を植え替えたりするために 倒そうとすると 自然破壊だとか気がかわいそうだとか 騒ぐから余計にお金がかかるし 交換が進みません。倒木で誰かがなくなったとしても抗議する人は誰も責任 負わないんですよね。市の責任と言い立てます。本当に文句言うことしか考えていない。
ソメイヨシノの寿命は だいたい80年ぐらい。それ以外は変わってきます。 植木屋さんなどはそのあたりがわかってるから 頃合いを見たら 植え替えます。それこそ 江戸時代からの知恵ですから自分のドリーム ばかり押し付けずに 切り倒しや安全対策を受け入れて行っていただきたい。
3、倒木問題は、公園だけではなく様々な道路で起こっています。個人所有の山林に道が通っているのが現状で、所有者や管理者が高齢者である場合が多く管理できていない。県や市町村の職員が対応しているが、なかなか上手くはいかない。木陰のベンチに座りたいは分かるけど、検査中ぐらいは散歩場所やコースを変えてみると違う景色も楽しめます。
4、そもそも樹木にも寿命があります。多くの樹木が50~120年程度です。にもかかわらず、切るのはかわいそうとか、きれいな花や紅葉が見られなくなるなどの人間のエゴで延命措置をするからこうなるのです。寿命を迎えた樹木を伐採すれば、自然に新しい木々が生えてきます。日本の里山では、それを繰り返すことで森林を健康に保ってきました。
神社の御神木などはともかく、公園や道路の樹木は30~40年に一度は植え替えるくらいのことをしたほうが、動植物にとってもよいのです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/21bd567615164831e6c45a39529c1d0d97d9f39a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]