俳優の川口春奈さんが10月公開予定の映画「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」で大腸がん患者の役作りのため、約2カ月で10キロの減量に挑んだことが話題となっています。役に説得力を与えるための肉体改造について、応援の声が多い一方で、スレンダーな体型からさらに体重を減らしたことへの健康面の懸念や負担に関する意見も浮上しています。昨今の風潮では、肉体的負担が宣伝文句の一部になることへの違和感も広がりつつあります。この件に関しては、役者のプロとしての姿勢と負担の大きさが議論点となり、映画の中でこの挑戦がどのように映像化され、視聴者に届けられるかに注目が集まっています。
川口春奈さんの役作りをめぐる状況は、多くの考察材料を提供していますが、「痛々しさ」を話題化することのリスクは否定できません。このような状況では、フレーム外の構造的問題こそが問われるべきです。
役者特有のプロフェショナリズムが美徳とされる一方、健康リスクを伴う減量が含まれる余地を、そのまま受け入れるのは賢明なのでしょうか。この問題の本質は、個人の限界を追求する価値基準が、けっして社会に万能であるとは言えない点にあります。
①企画段階で健康維持を守る基準を明確にすること、②役作りの過程を透明化し、信頼できる医療監修のもとで進めること、③健康やメンタルケア重視の市民認識が映画業界に浸透するよう促進することは、明らかに現実的で必要不可欠な対応策です。女優本人に責任を帰属させる批判は感情的ですが、制度全体で引き受ける姿勢こそが求められます。身体破壊的な努力に依存するのではなく真価を映像で示せる時代へ。多様性・調和の理念とともに、この価値観を再構築することがすべてを劇的に変える力を秘めています。
ネットからのコメント
1、賛否ってのはよく分からない。減量を強制したわけでもないだろうし、本人が必要と思ったからやっただけでしょう。料理人が上を目指したいからタバコをやめるとか、スポーツ選手が自分を追い込むぐらいトレーニングに励むとか、プロの世界はそんなもんでしょう。間違いないのは、映像、作品としての完成度が上がったこと。そこまでやる必要があるかは他人、ましてや素人には分からないし、芸そのものならともかく、芸への向き合い方は、外野が評価するようなものでもない。
2、俳優が役作りのために肉体改造を行うことは、プロフェッショナルとしての「自己決定」でもあるはずです。それをメディア、マスコミは時に「話題」として持ち上げたり、逆に「不健康だ」と心配、問題提起のようにしてみたり。結局はどちらも外側からのステレオタイプな押し付けに過ぎず、本質である「俳優個人の努力」や「役者として何を表現したかったか」ではなく、それをどう消費しどう報じるかというメディア側の姿勢を感じますね。
3、川口さんの映画の話はいま知りましたが10キロはビックリです。まだ若いから専門家のアドバイスの元ゆっくり痩せるのであれば大丈夫なのかもしれないけど元々がポッチャリでもないからキツいでしょうね吉沢亮さんが朝ドラばけばけでお痩せになった時は声も変わっていて心配になりました。45〜50歳を超えると2、3キロでもなかなか落ちません。だから無理がきく年齢もあるとは思います。
4、減量だけに限れば、個人的には賛否もない。ご自身が心身のリスクを承知の上で、望んで10kgの減量をしたのなら、周りがとやかく言うことではない。
ただ、10kgの減量をしたことで作品のリアリティを高め、ガンの怖さやガンサバイバーの方の苦労や生き方を表現者として広く伝えることに向き合ったのは賞賛に値すると思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/5561a9e1b7acb6658511ce00752542d468ae8753,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]