事件概要:
2026年5月22日に報じられた「ナフサ不足」の問題は、日本の石油化学産業が直面する複雑かつ根深い課題を浮き彫りにしています。ナフサは石油精製の副産物で、プラスチックや食品包装材など日常生活を支える原料です。中東情勢の悪化で日本のナフサ輸入量が7割に減少し、「全体的には足りているが、副産物は不足している」という矛盾が生じています。この影響で工場閉鎖や資材価格の高騰が相次ぎ、末端の事業者や消費者に深刻な影響を及ぼしています。

コメント:
ナフサ不足に伴うサプライチェーン崩壊と現場の窮状を目の当たりにし、今の対応では到底不十分だと言わざるを得ません。政府が「ナフサ自体は足りている」と語る一方で、副産物や供給網における目詰まりが事実上の供給制約を生み、多くの事業者が廃業の危機に直面しています。
この現状は、制度の欠陥やリソース配分の失策によるものであり、改善余地は明白です。
まず、政府は抽象的な「目詰まり」という説明を脱却し、具体的に不足している副産物の供給網を詳細に分析する必要があります。その上で、1つ目に官民連携で代替調達ルートを構築すること。2つ目に価格高騰を抑えるための財政支援や補助金の導入を検討すること。そして3つ目に、国内生産能力を強化し中東依存度を減らす長期的な戦略を立案するべきです。
社会の根幹を支える石油化学製品が滞る状態は、経済基盤を弱体化させる深刻な脅威です。「現場が納得できる対応こそが最適解」であり、現場の声を無視すれば信頼は失墜します。目詰まりと軽視の連鎖を断ち切り、適切な分配と迅速な対策を講じることが、持続可能な社会の構築に直結します。解決策は見えています。今、迅速に行動するべきです。
ネットからのコメント
1、日本が必要とするナフサは280万㌔リットル/月です。 ところがナフサの国内製造量は110万㌔リットルで必要量の39%に過ぎません。 あとの61%170万㌔リットルは中東や韓国からの輸入でした。
残念ながら現在中東や韓国からの輸入はほぼ途絶しています。 政府はアメリカや南米からの代替供給を目指していますが、確保量は120万㌔リットルに留まり50万㌔リットル(必要量の18%)は不足しています。 なぜ政府は具体的な数字を用いず、年明けまでとか近いうちに明るい報告とか抽象的表現で誤魔化すのでしょうか。
2、記事の途中でも出てきたが、一度上がった製品価格は下がらないという点も重要。原料ナフサおよびそれ由来の化学製品が枯渇することは最悪の事態として、しばらく確保されているとされても何倍もの価格になってしまっては従来の経済活動は継続できない。現状は仕事を続けるために割高でも入手しているだけで、あまりの値上がりに消費者がついてこれなくなれば、(高値の)モノがあっても現場の業界では使えず、成り立たなくなる。その問題まで考えると、ナフサがあると言い続けられても安心できるわけがない。
3、昨日、たまたまワイドショーを見てたら、「ナフサが足りないなら、ガソリンを作る量を減らして、ナフサを沢山作る事が必要。
」と、化学を全く理解してないコメンテーターが出てた(・・;)逆に、ガソリンが余っても良いからバンバン精製しないと、ナフサを過剰生産出来ないんだけどね(^_^;)そして、アメリカからナフサを輸入する量を増やしたけど、中東のナフサと違って、アメリカのナフサを精製すると、エチレン等の軽い成分が多くて、足りないと言われてるシンナー等の重い成分が少ない。議員や閣僚は文系が多いからそこまで理解してなくて、総量が足りてれば、いずれ解消されると思ってそう…
4、建設業だけど、4月初旬の突然のTOTOユニットバス受注停止からボンド、塩ビパイプ、断熱材、防水シートと発注制限や完全受注停止となり、政府と現場の温度差を直に感じました。6月も同じ状況なら、今まで在庫で凌いでた業者が本当に在庫無くなって売上立てれず倒産していくところまで来ました。自動車整備工場もシンナーやエンジンオイル不足が深刻みたいだし今後どうなっていくんやろ……
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/67738ab7f7051ad61c08e6d64872d9e8dd2d0f1c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]