日本維新の会は、現役世代の社会保険料軽減を目的に、OTC類似薬を原則として自己負担10割にする案を発表しました。この提案は、保険適用を維持しながら自己負担を引き上げることで、数千億円規模の財源を捻出することを目指しています。吉村洋文知事は、重症者には公費助成を組み合わせることで、医療費を抑制しつつ柔軟な対応が可能だと主張しています。
背景には、高齢化で増大する保険料負担を構造改革で解決しようという狙いがあります。しかし、政府内では低所得者や重症者の負担増加への懸念があり、提案には慎重論も。患者側の反発やセルフメディケーションの推進など、実施に向けた課題も多岐にわたります。

この提案は、社会の不均衡を解消する革新性が問われますが、その本質には現行制度の欠陥が横たわっています。保険制度の範囲を狭めるだけでは、本当の解決には至りません。例えば、医療制度全体の効率化、予防医療の充実、地域の医療資源の再配分が必要です。さらに、負担を一方的に現役世代に押し付けるのではなく、持続可能な負担の公平性を図ることが急務です。政策の成功は、負担軽減と公平性の均衡にかかっています。これを見過ごせば、短期的な財源確保がもたらすひずみが、結局は社会全体の健康を損なうでしょう。
ネットからのコメント
1、多く使われてる薬剤を狙い撃ちしてるだけ。国民の健康など眼中にない施策。抜歯や手術後、中等症以上の外傷などにはロキソニンが欠かせない。趣味や転売でもらう薬じゃ無いのに100%保険適用じゃ無いのは理解できない。花粉症も国災とも言うべきスギの植樹が招いた国民病なのに更に負担をかけるとはどういう了見だろう。低所得者でも薬もらうのが趣味みたいな人もいる。所得で分けるのでは無く病種、病状で保険適用を決めるのが正しいと思う。それには適当に多く使われてる薬をピックアップした現在の方式は拙速過ぎる。じっくり一年ぐらいかけてそれこそ国民の代表を交えた委員会を作って結論を出すべき問題。国の余剰金はその間補えるぐらい十分あるだろう。国が無駄遣いしなけりゃ良い事。
2、例えばヒルドイドとかに関していうと、アトピー性皮膚炎の人は必要処方。でも美容目的で美容皮膚科から処方される大量のヒルドイド、トランサミン、なんかは全額自費でもいいと思う。美容皮膚科で処方される薬の量多すぎだよ。必要な人が必要な医療受けられるようにしないと。
3、まずは医療費タダの対象を無くすことが先ではないか。タダだからと何回も何でも処方する病院とタダ患者がいるのが事実。ひどい人だとタダで入手した薬を売るらしい。それと保険料を収めてない外人にも支給はやめてほしい。
4、中でも特に酷いのは湿布ですね。高齢者の自宅には決まって大量の開封していない湿布があります。10割負担ではなく保険適応外(処方なし)でいいと思いますけどね。10割負担だとそれでも安すぎるので薬不足・製薬メーカーの撤退は止まりません。これやっても高齢者の数が多すぎて社会保障費が安くなることはないので思い切って全世帯3割負担の公平な仕組みを求めます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ea41e4ae6080e1ff425972fa4ecd23ac4c52c97d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]