美容医療市場が急成長し、6000億円規模に達している。若手医師が美容医療に流入する背景には、「年収2000万円」「当直なし」などの好条件がある。特に美容外科の医師数は15年間で3.2倍に増加し、多くの新人医師が初期研修後すぐに美容領域へ進出している。この流れは医療現場に影響を及ぼし、地方の病院や他の診療科で人手不足が慢性化。
厚労省は診療科偏在を是正する施策を打ち出しているが、美容医療には自由診療が中心であるため制度の適用外。教育制度が未整備なこともあり、医療事故のリスクが浮上している。

今回の内容は社会問題に関するものであり、制度や社会の在り方に批判が向けられるべきです。
美容医療の急成長は、表面的な華やかさを追求する若手医師を引き寄せていますが、その裏には日本の医療制度の深刻な課題が潜んでいます。医師の地域偏在が進む一方で、自由診療の美容医療には規制が存在しません。これは、医師の教育体制の欠如や質の低下を招いているのです。まず、医療教育の整備を図り、美容医療の専門性を担保する新たな資格制度を導入すべきです。次に、診療科の偏在を是正するために協働し、地域医療の資源を強化することが必要です。また、医師が長期的に安定したキャリアを築けるよう、保険診療と自由診療の間で柔軟性を持たせた制度設計を検討すべきです。
現状は、短期的な利益追求が長期的な医療提供の質を損なう結果を招いています。この制度的矛盾を放置すれば、医療の根幹が崩れかねない状況です。持続可能な医療体制を構築するために、今こそ行動が求められています。
ネットからのコメント
1、40代外科医、週6日勤務で日曜も日当直が入り月の休みは2日。夏休み1週間、冬休みが3日。通常の日もだいたい8-23時勤務の外科医で、サラリーマンの方で換算すると残業時間が200時間/月で年収1400万円でした。医療ミスでないのに弁護士介入で裁判になりそうだったトラブルが2件。年間のお看取りが50件ほど。病院も決して黒字ではなく黒字と赤字を行ったり来たり。美容がうんぬんでなく、医療者の善意につけ込んだ今の保険医療体制が問題なだけ。だから病院勤務の人も美容や訪問診療、楽と言われる科に人が流れてもそりゃそうだよね って心良くではないけど、普通に頑張れよって送り出している。国民もフリーアクセスでこの質の医療を定額で受けるのを通常だと思わない方が良い
2、内科も減ってるね苦労して内科専門医とっても経済的インセンティブはなし、入院患者を持てば夜中呼び出しもある。
人気あるのは夜中呼び出しなし、当直なし、体幹の臓器を取り扱わない科目かね。女医さんが増えたのも影響してるかも。医者と結婚して子供産んで心臓外科でバリバリでやってます、なんて聞いた事ない。どちらかと言えば眼科や皮膚科を選んでパートみたいな働きで平和な医者ライフを送ってる、こんなのが多い。一時新聞が男性を優先的に取ってた医学部入試を女性差別だと言って吊し上げた時があった。言いたい事はわかるけど、現実と理想は違うんですよね。
3、安い、はやい(アクセスどこでも)、うまい(質)これらを、医者の給与を抑えることで実現しようなんて、この資本主義社会の中では無理。しかも物価高で、消費税も10%になったんだから、1点10円固定ではなく、1点15円くらいにすべきものを。たったの2%増加させただけ。笑える。金も払わずに良い医療を受けられると勘違いしている国民がいる限り、直美をつぶしたとしても、医者は医者をやらなくなるだけ。やりがい搾取をやりたくて仕方ない厚労省や国民は、崩壊してから思い知るしかなくなるでしょうね。
4、直美は収入や労働条件的には魅力的に見えるが、多くは所詮雇われなので、ほかの直美との競合やクリニックの状況次第でいつ切られるか分からない。クビになり直美から保険診療に出戻りしようと思っても、保険診療に後ろ脚で砂をかけた連中なのでどこの医局も入れたがらないし、医師としての資質に欠けている者も多い。今後は人口減で医師免許だけで食べていけない時代に突入するので、最低限専門医の取得には励むべきだと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cef8b9deb2aa0993f8321d4d98c367fa8709cba4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]