中露両国の軍事連携が進展している中、特に9月9日に両国の爆撃機が沖縄本島と宮古島の間を抜けて太平洋まで共同飛行したとの報告があった。笹川平和財団の小原凡司・上席フェローと東京大先端科学技術研究センターの小泉悠准教授が、17日の「深層NEWS」に出演し、この現象について議論した。小泉氏は、この動きが日中関係の緊張状態にある中で、ロシアによる日本への威圧的なメッセージと捉えられる可能性を指摘。
一方、小原氏は、中国がロシアをジュニアパートナーとして位置づけている現状を説明した。これらの軍事行動は地域の安全保障に影響を与える可能性があり、日本としても慎重な対応が求められる。

小泉悠准教授の指摘する中露軍事連携の強化は、単なる地政学的な現象に留まらず、日本の安全保障に直接的な影響を与える重大な問題である。第一に、ロシアの戦略が日本に対する圧力の一端を担っている点は、東アジアの安定を揺るがしかねない。さらに、中国がロシアをジュニアパートナーとして扱い、地域で軍事的な優位を確保しようとしていることは、明確な制度的欠陥を示している。この状況に対して、1つ目の解決策として日本は同盟国と協力し、国際社会における牽制力を強化すべきだ。2つ目には地域自衛能力の向上とともに、外交的対話の場を設け、中露に対する戦略的な関与を図ることが重要となる。
3つ目として、国際法に基づく強固な海洋安全保障体制の構築が急務である。このような不安定な状況に対し、日本は持続可能な平和を構築することを目指すべきだ。
ネットからのコメント
1、2024年、日本の対中貿易赤字は6.4兆円という巨額に達しました。私たちが中国製品を購入した代金が、巡り巡って日本の主権を脅かす政治的圧力や、不当な外交の原資に使われているという現実があります。国の外交には制約がありますが、私たち消費者には「選択の自由」があります。今すぐできる最大の対抗措置、それは安易な中国製品への依存を断ち切り、信頼できる代替品を選ぶことです。何気なく手に取る商品の産地、生産地を確認し、中国製、中国産以外の選択肢を探す。その積み重ねが、日本の立場を強くする「盾」となります。自分たちの払ったお金が、自分たちを苦しめるために使われる。 そんな矛盾を止めるために、今日から手に取る商品の「産地」を確認してみませんか。私たちの決断が日本の未来を創ります。
2、平時でもこんなことをやるとは.....これが日本と国家体制が違う覇権、独裁国家だ。
中共には小泉パパの靖国参拝や尖閣列島国有化時にも似た様なことがありました。プ-チンには外交上手な故安倍晋三氏も北方領土返還交渉でまんまと騙されました。噂ではかなりの金額がロシアに渡ったとも云われています、何かあると嫌がらせをするだろうと認識して付き合いをする事が大事だと再確認しました。
3、中露はつい先日日本に大規模ハッキングを掛けました。ビールメーカーのサプライチェーンに大きな痛手を与えたことは記憶に新しいです。さらに中露は別の観点からも脅しをかけてきています。やってることはかつての山賊、海賊、盗賊と同じことです。彼らの選択肢は何でもありです。日本にダメージを加えることができれば、倫理的、国際法的な範囲を超えようがお構いなしです。国連常任理事国がこんな有様ですから、国連なんて事実上崩壊したも同然です。国際社会は一部の国によって荒れていく一方です。ここはホワイトナイトの出現を祈るしかないでしょう。日本の八百万の神にも出番が来たようです。好転することを期待しましょう。
4、全くの想像だが、ロシアだけではなく、今の中国政府自体も、人民解放軍の強さ自体をリスクと感じているのではないだろうか。
強大化しすぎた軍は他国との協調を難しくするだけでなく、自国政府の統制をも排除しようとするようになりかねない。共同軍事訓練にはそれぞれの思惑があるだろうが、ロシア、中国政府、人民解放軍の相互の間に信頼があるとはとても思えない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b93897cab54b9f9e45d60e55232b105596dd8cff,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]