真夏の熊本県で発生した地震は、発生翌日の29日、被害の深刻さが明らかになった。最大震度7を観測した氷川町や宇城市、震度6強の八代市などで、停電・断水や家屋倒壊が発生。氷川町では指定避難所11カ所が開設できず、小中学校5校の校庭を車中泊場所として開放した。宇城市では倒壊した自宅の下敷きとなり、農家の杉浦臣夫さん(73)が死亡した。

大規模災害のたびに、被災者が「避難する場所がない」「情報が届かない」と苦しむ状況が繰り返されるのは、決して自然災害だけの問題ではない。今回も役場の機能停止により、防災情報の発信や避難所運営が滞り、真夏の車中泊という危険な環境に住民が置かれた。命を守るはずの防災体制が、いざという時に十分機能しない現実は重く受け止めるべきだ。問題の本質は、設備不足や準備不足を「想定外」で片付ける行政の姿勢にある。
改善には、①自治体庁舎の非常電源・通信設備の強化、②避難所の事前確保と迅速な開設訓練、③高齢者や車中泊避難者への支援体制整備が必要だ。災害は避けられなくても、被害を拡大させる備え不足は減らせる。守るべきは建物だけではなく、そこで暮らす人の命と尊厳である。災害大国でありながら同じ失敗を繰り返す社会から、備えで命を救える社会へ変わらなければならない。
ネットからのコメント
1、ご自宅の下敷きでお兄様を亡くされた男性の悲嘆、本当にかける言葉も見つかりません。突然日常を奪われ、大切な家族を失った方の痛みを思うと涙が出ます。まだ大きな余震が続く可能性が高く、地盤も緩んでいると思います。崩れかけた建物には絶対に近づかず、まずはご自身の命を守ることを最優先にしてください。これ以上の悲劇が増えないよう、心から祈っています。
2、マスコミは避難者に無理な取材をせず、休ませてあげて欲しいと思いました。災害報道として、被害の規模・全容を伝える報道は必要だと思います。しかし、避難者の具体的エピソードに踏み込んでまで道する必要は、地震から2日目の時点では不要だと思います。
現地はまだ混乱期の真っ只中だと思います。必要な物資・避難所の状況を伝える必要はあると思いますが、避難者へ負担が掛からないように意識して欲しいです。気になったのは、記事の終盤部分です。突然の地震で家族を失い、車中泊をしたが一睡もできていない被災者に取材をしているように思います。地震から2日目に優先される情報では無いと思いました。
3、前回熊本地震の記憶も醒めやらない中、またこんな大きな地震が起きるとは言葉もありません。真夏の避難生活では熱中症も心配ですし、余震が続けば心も体も休まる時間がありません。中でも、倒壊した家の下敷きになった兄を亡くし、悲痛な思いを語る弟さんの悲しみは計り知れません。余震が続く中、まずは命を守る行動を最優先にしてほしいです。一日も早い復旧と、被災された方々が安心して過ごせる日常が戻ることを願っています。これ以上被害が広がらないことを祈るばかりです。
4、2016年の熊本地震から10年経過した節目の今年に又、巨大地震が来るなど一体誰が想像出来た事だろう。しかも前回を超える大きさで、既に多くの犠牲者が出ているが、時間の経過と共にその被害、犠牲者が更に増えると思います。
連日高温になるこの時期にライフラインを破壊され、熱中症による危険性も非常に高く、被害に遭われた多くの熊本県民の方々は本当に大変な思いをされている。どうか、被災地の方々には体調に十分留意して頂き、全国から早く救出、支援がされる様強く願っています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/56a83a991914f7257c1cdf42eb24b226967d0515,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]