東京都品川区に位置する大井競馬場を所有する「東京都競馬」は、場内に音楽ライブなどを開催できるアリーナを建設する計画を発表しました。インターネットによる馬券購入の普及に伴い、来場者が減少している現状を打開するための試みです。19日に発表された中期経営計画では、「都心型エンターテインメント競馬場」の実現に向けて厩舎を場外に移し、競馬場の全体を再整備する方針を示しました。
アリーナの詳細についてはまだ未確定ですが、2030年までに建設を開始し、2031年以降開業予定です。なお、競馬場の広さは約38万平方メートル、今年度の総売得金は2037億円と05年度の1065億円から倍増しましたが、場外での馬券販売の割合が71.3%から98.2%に増加し、1日平均の入場者数が9421人から4712人に半減しています。

東京都競馬の最新の試みは、競馬産業がインターネットの普及によって変容しているという厳しい現実を反映しています。場外での馬券販売の大幅な増加に伴い、現地での来場者が半減したことは明らかに競馬場の魅力が以前と比べ低下していることを示しています。この状況を改善するためのアリーナ建設は、追求されるべき重要な対策です。競馬場の単なる改築ではなく、スポーツやライブイベントを楽しめる場へと変貌させることで、来場者数の回復が期待されます。
まず、地域住民や現行の競馬場利用者の声を参考にし、彼らが求めるアトラクションやサービスを基にした設計が求められます。次に、持続可能なエンターテインメントを提供するための収益性を考慮した運営モデルの確立が必要です。そして、最後に、競馬場の唯一無二の魅力を維持するために競馬との融合を図ることが大切です。このような試みは地域経済の活性化に大きく寄与し、競馬場が新たな時代の幕開けを迎えるための重要なステップとなります。
ネットからのコメント
1、駐車場を潰す形。なお、この駐車場は「旧大井オートレース場の跡」でもある。まあ、本場入場が減っていて、駐車場が満車にならないなら、資産運用を考えなきゃいけないというのは民間企業としては当然かなとも思う。京急の立会川駅徒歩圏で、更にモノレール駅も近く、都営バスの品川経由目黒行きが頻回運行しているのだから、イベント会場としては妥当。
2、集客あっても捌ける設備を持つ大井競馬場にエンタメ施設を作れば、そちらの集客用にキャパシティを使えるってのはいい発想かもね。入場減って売上が伸びているならば、発券することのコスト、場で働く人のコスト等等が減らせるので競馬場としての投資を増やす必要もないし。
今どきの競馬場は本当にきれいになったから、こういう共存的発想が生まれるのかな。私の知る昔の競馬場だったらまずありえませんわ笑
3、大井競馬場はぜひ行ってみて欲しいですね。中央競馬の競馬場のように広くて施設が綺麗で芝生があってファミリーでとは真逆で、狭い場所に古めかしい施設に怪しい予想屋?がいて同じエリアに馬や厩務員さんも生活してて独特の雰囲気があります。普段はわからないけど大きな重賞とかある日は意外と客層も普通で特にナイターの日は屋台もたくさん出て仕事帰りのサラリーマンやOLさんが飲みのついでに競馬みたいな感じで大きなビヤガーデンの雰囲気でとても楽しいですよ
4、厩舎移転って、これから手を付けて2030年までにできるのかね。川崎も平塚が白紙になって場所選定からやり直しになってるのに。穿った見方をすれば、大井が川崎に乗っかって共同トレセン構想とかになってれば面白そうではあるけど。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4cbd61804185bdb9c38a98e6b685d8ed3e29f6b6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]