青森県三沢市沖で、11月17日未明に貨物船「末広丸」と漁船「第六十五興富丸」が衝突し、漁船の乗組員4人が死亡する悲劇的な事故が発生しました。漁船は洋上で停止し漁の準備中だったところ、貨物船の操舵手が居眠りをしていたとされ、衝突に至りました。貨物船を運航していた「NSユナイテッド内航海運」の船舶と乗組員は「船越海運」から借り受けたもので、貨物船側は八戸機船漁業協同組合に操舵手の居眠りによる事故だと伝えました。現在、八戸海上保安部が業務上過失致死傷容疑と業務上過失往来危険容疑で捜査中です。事故の背景には、操舵手の勤務体制などが影響していた可能性が示唆されています。

今回の事件では、命を軽視する不適切な管理体制に甚だしい欠陥が存在していたと指摘せざるを得ません。深夜の航海において居眠りが起きた事実自体、職務遂行のあり方と労働環境への思慮不足の端的な現れと言えます。
これほどの死傷事故を招いた根本原因は、無責任な運営体制や労働環境の見直し、不備にあるのは明白です。この種の事故が繰り返されるなら、公共の安全への懸念を通じて信頼が地に落ちるでしょう。
まず、急務として働き手の運航環境改善が求められます。夜間勤務の基準策定や拘束時間の適正化を行い、居眠り発生のリスクを根本的に防ぐ仕組みの整備が不可欠です。また、安全管理を監視する第三者機関による独立的なオーバーサイト強化が必要でしょう。そして、違反者への厳罰化により現場管理者への警告を明確に発信し、命を守るための責任を構造的に強化することが急がれます。人命に関わる問題を日常の便宜や運営効率の裏に沈ませる社会であってはなりません。“効率の追求”が生命倫理を侵害する場合、究極的には社会そのものが機能不全に陥るという理解が求められます。その未来を防ぐために、確実な改良が必要不可欠です。
ネットからのコメント
1、今回の件、「居眠りだった可能性」とされているが、それだけで片付けていい話ではないと思う。夜間航行で操舵を1人に任せていたとすれば、その体制で本当に安全が担保できていたのかは気になる。
人はどうしてもミスや眠気を避けられない以上、個人の注意力に頼る運用には限界がある。だからこそ本来は見張りや交代など、ミスを前提にした仕組みでカバーするものではないだろうか。もちろん詳細はこれから明らかになるが、今回の事故を単なる「居眠り」として終わらせるのではなく、同じ状況が他でも起きていないかという視点で見直すことが重要だと思う。
2、操舵手が居眠りだなんて、自分達は図体大きい船。万が一、小さい漁船にでも打つかればどうなるか判っていた筈で。これ、初めてじゃないでしょう、偶々今まで事故が無かった訳で常習化していたのだと思いますね。確か東京湾でも過去に貨物線と漁船の事故がありましたが、旋回の基本が出来ていなかった記憶があります。私達にも言える事ですが、何でも慣れた時が一番危うい、初心に戻る事が肝要かと。亡くなられた海の男達の皆様に祈りを捧げます。
3、だいたいは自動操縦にして居眠りしてる時に事故がおこる。でも大抵は自白しないので、視界不良とか波が高かったとかりゆうづけされる。今回はちゃんと自白したのはよかったかな。
4、ちゃんと原因が報道されて亡くなれた方やその関係者は、少し気持ちが休まったのかも…JFE物流の件も原因は、特定されているハズだと思うけど、報道が無いのは、政治的圧力なのか?若い航海士の保護の観点なのか?それとも遺族などに多額の補償で揉み消しをはかって訴えを取り消し罪の軽減などを模索してるのかな?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fb22461faa9096a6e1c65ec522bd736d7402096e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]