2023年6月5日、大阪府和泉市と泉大津市にまたがる国の史跡「池上曽根遺跡」で、土地の一部が掘削され、大量の樹木が埋められているのが発見された。同遺跡は弥生時代の環濠集落跡で、1976年に国の史跡に指定されている。掘削され樹木が埋められていたのは、史跡の中央付近で、南北18.5メートル、東西28メートル、深さ1.5~2メートルに及ぶ範囲であった。
その土地の樹木は近年伐採されたと推測されている。今回の掘削は文化財保護法違反の疑いがあり、和泉市は大阪府警に相談を持ちかけ捜査が行われている。
今回の事件は、国の重要な史跡である池上曽根遺跡が何者かによって侵害されたものであり、社会的に許される行為ではありません。史跡の保全がいかに脆弱であるかが露呈しました。まず、文化財の保護体制を強化すべきです。監視カメラの設置や夜間警備の増強による防犯対策が必要です。さらに教育や啓蒙活動を通じて、史跡の重要性や保全の意義を市民に広めていくことが肝要です。地域住民と協力したパトロール活動や監視ボランティアの制度化も検討すべきでしょう。これにより、私たちの歴史や文化を未来へと引き継ぐことが可能になるのです。史跡を守ることは、私たち自身のルーツを守ることに他ならず、共にその責任を果たしていくべきです。
ネットからのコメント
1、日本の史跡は古いものは基本的に土に残った建物の痕跡となるのだが、そこを掘り返して埋めたという事は、貴重な痕跡が消えた可能性がある。調査し、施設などを建て展示しないのならば、状態維持のため埋めなおして保護していたはず。我々の祖先の痕跡が消され、貴重な歴史的資料が失われたとなれば、非常に罪深い行いである。
2、この手の樹木は正規の業者が伐採したならバイオマス発電などに売れる販売ルートを持っているので、おそらく無許可の解体屋とかが不法投棄したのでしょう。さまざまな例えば脱税事件なども余罪として出てくる可能性が高いのできちんと捜査すべきです。
3、そんなにでかい穴あけて誰も見てないなんてことあるのかな?いずれにしても厳正に処罰してほしいですね。公園に隣接する弥生文化博物館の館長さんは、数年前まで文化庁で史跡を担当されていた元調査官です。文化庁のお膝元みたいなところでこんなに堂々と違反が行われるなんて…。
4、いくつものソーラーに囲まれた古墳など許せないと思っています。日本人ならこんな暴挙を見過ごせるはずがありません。
池上のこの問題を徹底的に調べ、和泉市は絶対にこれを許してはいけない。ここは少し掘れば土師器などが出る場所です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c7024f1e87723e085a3498ee7c4668a8f9b769a4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]