オランダでは、昨年10月の下院選で第1党となった中道リベラル「民主66」のイェッテン党首(38歳)を首相とする3党連立少数与党内閣が23日に発足しました。イェッテン氏はオランダ史上最年少で首相の座に就任すると同時に、同性愛を公言する初の首相となります。連立政権を構成するのは民主66、中道右派の自由民主党(VVD)、およびキリスト教民主勢力(CDA)であり、3党の合計議席が66にとどまり、過半数(76議席)に達していません。このため、政権運営は他党との協力に大きく依存し、イェッテン氏の調整能力が今後試されることになります。また、副首相兼国防相にはVVDのイェジルゲス党首が就任し、CDAのボンテンバル党首は党運営を優先して閣僚入りを見送りました。

38歳という若さで国家の舵を取る立場に就いたイェッテン首相は、多様性が認められるオランダの新たな象徴とも言えます。
しかし、少数与党としての船出は不安要素があり、特に議席数が過半数に達していないため、他党との連携が政権存続の鍵を握ります。連立政権の中核を担う3党が各ポストを分担したのは当然の結果ですが、重要なのは「どのようなビジョンを共有し、それをいかに具体的な政策として実現するか」です。協議が停滞すれば、政策の遅れや政権の安定性が揺らぐ可能性があります。
次なる段階では、①主要政策推進に向けた明確な合意形成、②他党との協調的な議論を進めるための柔軟かつ慎重な外交術、③新たな世代のリーダーとしての革新的なアプローチが必要です。オランダの民主主義が再び根付く契機ともなり得る今回の政権誕生。その道のりは決して平坦ではないものの、これを乗り越えることが世界に対するメッセージとなるでしょう。
ネットからのコメント
1、確かにオランダという成熟した国家で38歳のトップは若いです。しかし、たとえばフランスのマクロン大統領も39歳で就任、フィンランドは34歳で首相、ゼレンスキー大統領は就任が41歳で、当時のウクライナの首相は35歳でした。
欧州の首相や大臣は30代が多く、イギリス、フランス、スウェーデンなどでは20代の大臣もいます。若いのは選挙制の弊害ではなく、国を背負って立つのが若いというのが普通というだけで、その点に留意すべきです。
2、38歳か~、小泉進次郎などよりもずっと若いが、人生50年などと言っていた時代には、40歳からが年寄りとされており、38歳は初老間近の壮年だった。そう考えれば、別に驚くべきことではないかも知れない。少なくとも、老害と酷評される人々が政界を牛耳っているよりは遥かにマシだろう。オランダの新首相の舵取りを見守りたい。
3、日本人はオランダで個人事業主として起業できる「個人事業主ビザ」を簡単に取得することができます。そのため、移住先として人気です。これは、1912年締結の「日蘭通商航海条約(通称:日蘭条約)」に基づいており、日本人に与えられた特権となっています。日本人というだけで優遇されているのですね。オランダは比較的住みやすい国なので、海外移住先としては悪くないと思います。ただし自由な国な分、治安は日本ほど良くないので、覚悟を持って移住する必要があります。
4、オランダで中道左派の首相が選ばれた。また、アメリカでは左派のNY市長が誕生したり、州知事選でも民主党の勝利が続いている。これまでは右翼政党が勢力を伸ばしてきたが、すこしづつ潮目が変わって来ているのかもしれない。アメリカの大学生へのアンケートでもリベラル志向が高まっている。激しく・格差の大きい社会への反動で、緩やか・格差の少ない社会へのシフトが始まっているのかもしれない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ab9ccfd0c45f1eaf9166e47b52cd08f2e113a50a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]