10月16日、イラン国会のアジジ国家安全保障委員長は、ホルムズ海峡の安全管理に関する独自のメカニズムを準備中と発表した。これにより、イラン政府に協力的な商船は恩恵を受けられる一方、通航料が課される見通し。一方、米中央軍は「逆封鎖作戦」によりこれまで78隻の商船を転向させ、うち4隻を「無力化」させたと公表。停戦交渉を仲介するパキスタンのナクビ内相とイランのモメニ内相が協議を行う中、米トランプ大統領はイランを牽制する投稿を行い、緊張感が高まっている。

イランの一方的な海峡管理策と米側の軍事的圧力は、国際海運の安全と法の支配を脅かす深刻な問題を含んでいます。イランの管理メカニズムは、特定国や商船への差別を前提としており、海運の公平性を著しく毀損する行為です。一方で、米国も、軍事力に頼る逆封鎖戦術により、状況をさらなる対立へと誘発しています。
このような手法が国際社会の平和解決に寄与するとは考えられません。
まず国際海運を公平に管理するために、①国際機関(例:国連海洋法条約)による第三者的な管理策を導入する必要があります。②米国とイランは対話の場を定期的に設け、衝突を避ける直接的な交渉を進めるべきです。そして、③パキスタンのような中立国を含めた多国間枠組みで進展を探ることが、通常航行の確立への鍵となります。
海峡は一国のものではなく、人類の共有財産として扱われるべきです。一方的な管理策や軍事的措置に依存せず、持続可能で平和的な解決を求めることこそが本来の文明的価値に立ち返る選択肢ではないでしょうか。
ネットからのコメント
1、イランがホムルズ海峡支配を主張して管理の為の通航料を徴収すると言うのなら、ホムルズ海峡解放の為の国際圧力は、必要経費として組み込まねばならない。海峡支配はイランに通航料と言う財源となるだろうが、同時に国連海洋法条約違反と言う政治リスクと、それに伴う反発と圧力を新たに背負い込む形になり、アメリカ・イスラエルとの戦争以外の経費を支払うことにもなる。
特に管理範囲に指定される500キロ範囲には、UAEの原油積出し港であるフジャイラ港も含まれていることから、サウジと違い迂回ルートとなる紅港パイプラインの弱いUAEは反発を強めるだろう。
2、この先、どこまでチキンレースは続くのだろうか?それは、現時点で誰も予想出来ていない。確実なのは、これらのせいで、世界中で石油不足によるインフレ。これが急速に起きている事だ。そしてもうしばらくすれば、スタグフレーションによる不景気。これによる経済不況とトランプの支持率の低下。そして秋の中間選挙での敗北。ここまで確定だと私は思うが。
3、今回の件で興味深いのは、単に「封鎖された/通れた」という話ではない点です。報道では、AGIOS FANOURIOS Iはイラク産原油約200万バレルを積み、ベトナム向けに航行。4月以降に2度通航できなかった後、今回はAISを切った状態でホルムズ海峡を出たとされています。さらに一部報道では、イラン当局と調整し、指定ルートを通ったともあります。つまり今後は、船籍、積荷、行き先、関係国との調整次第で扱いが変わる可能性があり、海運会社にとってはかなり難しい判断になりそうです。
4、一昨日、イランがホルムズ海峡管理に関して、権利を主張する範囲を大幅に拡大した。そして管理について”ホルムズ海峡管理局”を新設し運営していくと宣言している。それらを管理メカニズムとして機能させるため、通航料の規定を定め、友好国や非友好国、敵対国をリスト化したり通航ルートを指定したりするのだろう。もちろんこのような”管理”は公海において許されない。アメリカが停戦交渉で足踏みをする今、イランは挑発するような発言が増加している。海峡解放を目指す20カ国の動きは今は全く見えないが、イランが海峡の管理を強化しようとする今こそ動く時ではないだろうか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fafbe892d9f97809f8e58d82850a90ad1beb6514,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]