東海道新幹線の車内で、年配女性が座席で包丁を使って梨の皮をむいて食べる様子がSNSで拡散され、安全性を巡る議論となった。6月にはJR大宮駅で、北陸新幹線の乗客が所持していた包丁が原因で警察が出動し、一時運行に影響した事例も発生。国交省のガイドラインでは、刃渡り6センチ超の刃物は直ちに使用できない状態で携行する必要があり、6センチ以下でも車内での使用は禁止されている。JR東海も、目的や悪意の有無にかかわらず、車内で刃物を使用することは認められないとの見解を示した。

時代が変われば、安全の基準も変わる。昔は問題視されなかった行為でも、現在の公共交通では多くの乗客に不安を与える以上、「悪気がないから大丈夫」という考えでは済まされない。問題の本質は、利用者任せの常識ではなく、誰もが同じ基準を理解できるルールの周知不足にある。
再発防止には、①駅や車内で刃物持ち込み・使用ルールをより目立つ形で掲示すること、②乗車前の予約画面やアプリで注意喚起を行うこと、③乗務員が迷わず対応できる統一マニュアルを徹底することが欠かせない。公共の安全は一人の善意では守れず、全員が共通のルールを守ってこそ安心が生まれる。「昔は普通だった」という記憶より、「今は誰もが安心して利用できる環境」を優先する姿勢こそ、社会に求められている。
ネットからのコメント
1、昭和の旅情を懐かしむ気持ちは分かりますが、新幹線で包丁を取り出す光景は、もはや「昔はよかった」で済ませてはいけない話だと思います。JR東海のルールでも、刃物は他人に危害を及ぼさないよう梱包していれば持ち込み自体は認められていますが、問題は車内でむき出しにしてしまったことです。過去に新幹線車内で殺傷事件も起きており、多くの乗客が神経質になるのは当然です。仕事道具であっても、今の社会状況では「疑われても仕方ない」物の扱い方というものがあります。昭和の感覚を持ち出して開き直るのではなく、令和の安全意識に合わせて、刃物はケースから出さないという共通認識を広げるべきだと思います。
2、昔の長距離列車では、車内で果物をむいたり、お弁当を広げたり、隣り合わせた人と会話を楽しんだりする光景がありました。今思えば、のんびりした時代の旅の風景だったのだと思います。ただ、時代が変われば人の感じ方や安全への意識も変わります。今の新幹線で突然包丁が出てきたら、周りの乗客が不安になるのも無理はありません。本人に悪気がなくても、見た人が怖いと感じる状況なら配慮は必要です。昔は大丈夫だったから今も大丈夫という考えではなく、その時代に合ったルールやマナーを考えることが大切だと思います。旅の楽しみ方が変わっていくのは少し寂しい気もしますが、多くの人が安心して乗れる場所であることが一番です。お互いが気持ちよく過ごせるような心配りが求められる時代なのですね。
3、果物を持ち歩いてその場で皮を剥くくらいじゃないと車内で食べるものもなかった時代があったってことでしょ今じゃ駅で弁当だろうがスイーツだろうがなんでも買えるわけで、わざわざナイフや包丁を持ち歩いて車内で果物を食べる必然性がないそういう牧歌的な時代があったことは良かったとして、もう時代が変わっていることは認めないとね
4、法律からいえば銃刀法22条で「刃体の長さが6センチメートルをこえる刃物」を正当な理由なく携帯することを禁止され、違反すると、2年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金とされています。いっぽう6センチ以下であっても、「人に危害を加えるような物を隠し持っている」と判断されれば、軽犯罪法違反として処罰対象になりえます。拘留(1日以上30日未満の期間)、または科料として1,000円以上1万円未満の金銭納付が求められるばあいがあります。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/037fb2146183afc3594c848c4f47d1afb7beb7dc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]