神谷宗幣代表は22日の記者会見で、自民党と日本維新の会が進める今国会での議員定数1割削減の法案に否定的な見解を示しました。「選挙制度の見直しと合わせるならまだしも、現状では非常識だ」とし、「今国会内での成立は避けるべき」と指摘しています。一方で、参議院選挙の際には3割削減を掲げ、秘書やスタッフの増員が必要だと主張。現行の秘書雇用数が少ないことを問題視し、議員定数削減を財政改善の手段と捉えています。
片山さつき財務相の積極財政に期待しつつも「中途半端な財政出動では変化は望めない」と強調しました。さらに、自民派閥の政治資金収入不記載問題の終息を促し、「国民の関心は減税」と語りました。高市早苗首相の選出には「性差に関わらず適材適所でのリーダー選出」を支持。
法案が国民や政治システムにとって健全な提案であるかは精査が必要です。神谷氏の指摘通り、性急な議員定数削減は、より包括的な選挙制度の見直しをすることなく、単なるコスト削減と見なされかねません。議員の立法能力を支えるスタッフの増員は不可欠であり、そのための予算配分の不足は真摯に対策が求められます。まずは、議員の業務効率化が現状の体制で可能か徹底的に検討すること、また、余剰予算の適切な再配分を行いスタッフ増員を図ること、さらに、公費によるスタッフ雇用の正当性を国民に理解してもらうための周知活動の強化が必要です。
議員削減が単なる政治パフォーマンスとならず、実際の制度改善に結びついてこそ、その価値は存分に発揮されます。評価が必要なのは、議員の数ではなく質とその支援体制であることを忘れず、政策を進めるべきなのです。
ネットからのコメント
1、今般の議員定数削減は費用面だけで言っている訳では無いと思います。国民に負担を強いている今、議員も減らしますよって事が本質だと思います。それに改革の第一歩のような気もするので是非実現してもらいたいです。
2、とりあえず衆議院の比例代表定数削減はそれで良いと思いますよ。衆議院比例代表は数が多過ぎますので、定数を削減し、比例代表のハードルを上げれば、各政党で候補者名簿の上位に載せる候補者を緊張感を持って選ぶでしょう。また選ばれる候補者も能力がなければ選ばれなくなるでしょう。そうなれば当選した代議士も選び抜かれた代議士として、国家・国民のために白熱した論戦などをやり、質の良い国会になると思います。議員定数を減らして経費削減なんてしても国家予算からすれば高が知れてるとか言って反対してる議員などは保身を考えてるだけです。
小選挙区では当選が難しいから比例で・・・なんてふざけた話です。そんなやる気のない議員は、わが国には不要です。選挙区でも比例でも、なにがなんでも努力して当選すべきです。
3、問題視してるのは小選挙区で落選して比例で復活するとか、小選挙区逃げて比例で手堅くとかのあれなんです。地域で根付かない国会議員が良い仕事なんてできないんです。 維新から飛び出て、参政党に拾ってもらって、小選挙区逃げて比例で当選した人いるでしょ。本当に人望があるなら、党でなく人で選ぶと言うなら、同じくらい得票数あるんちゃいますかね。
4、比例代表の擁護派はやたら少数意見がとか小さい政党がと言いますが、そもそも民主主義は多数決で最大多数の最大幸福が大原則のルールなのですから、少ししかないような勢力は多数派のマジョリティに従うのがルールです。自分たちの言うことを通したいのな国民の支持を勝ち取り多数派になれるよう選挙を頑張ればいいだけです。そういう努力もしないで少数意見がーと騒ぐだけの人たちの意見などは一顧だにする必要はないと思います。
リベラルはいつも民主主義がと言っているのに、こういうときは民主主義の基本ルールを無視するのはどうかと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f3676add6f715ebec5a5752d793dca5f5e93456e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]