2023年12月14日、福岡市中央区の商業施設で、HKT48の劇場スタッフ含む男女2人が刺傷される事件が発生しました。容疑者は無職の山口直也(30)。彼はHKT48のイベント常連で、経済的困窮が犯行動機とされています。現場では包丁2本と殺虫剤を所持。劇場公演への参加回数が年間100回以上と公言しており、「推し活」で金が尽きたとも発言。
事件後、HKT48の公演は全面中止、今後の安全対策が課題となっています。山口は車のローンも滞納しており、犯行日前に購入した刃物が見つかっています。

この事件は、個人の経済状態が社会的に孤立した「推し活」と交錯し、悲劇的な結果を生んだと言えます。今後、類似の事件を防ぐためには、経済的支援と精神的サポートの強化が不可欠です。このような事態を招いた背景には、個人が容易に孤立し、現実と架空の境界が曖昧になる社会制度の欠陥が見え隠れします。
現実逃避をさせないための教育や啓発活動、何よりも支援の手が届きやすい地域コミュニティの構築が求められます。どのようにして推し活による過度の消費を防ぐかという教育が、個人の生活維持と社会全体の安全につながるでしょう。さらに、商業施設やイベントの警備を強化し、事件の兆候をいち早く察知できる環境作りが急務です。
自己満足と社会的責任の価値観をどうやって天秤にかけるのか、この事件は我々に問いかけています。これを怠れば、事例は繰り返されるでしょう。
ネットからのコメント
1、ちゃんと働いて、収入の10%程度を推し活に使うなら、良いと思います。世の中にはけのぼせ上がった挙句、後先も分からなくなって推し活破産や、こうして犯罪に及ぶ人までいる。アイドルやその会社側も、CDを何枚買ってくれれば優先的に会場に入れたり、対面で何分間話しが出来たり、握手をして貰えたりの特典?を与える。この男が悪いに違いはないけど、悪く言えば好意に付け込んでぼったくりの様な商売をする運営側にも、大きな問題がある。
2、自分の稼ぎに見合った趣味のお金の使い方だったらいいだろうけど、身を滅ぼすほどの推し活、なんかやったらダメ。宗教の献金と一緒で、冷めたら多額の金を注ぎ込んできたのが何だったのかていう絶望感に襲われる。
3、お金がなくなったら推し活は一旦やめる。仕事する。家賃と車のローンなど生活の方にお金を回す、余裕が出たらまた推し活をする。普通の人はそうしてるんだけどね。
推し活の優先度は後ろの方。
4、無職じゃなかったの? お金どうしていたんだろう。いくら推しても個人のアイドルにはならないのだからある程度の年齢になって、現実を見るべきでしたね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/aac4c1136808a9a7a49fb1e0b6e86b3ccbedf0fc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]