イランでは8日、経済的苦境を背景にした抗議デモが各地で継続し、インターネットの遮断が全国的に報告されました。特に首都テヘラン、主要都市マシュハド、イスファハンでは街頭でのデモ活動が活発に行われ、デモ隊が指導者に反対するスローガンを唱えています。1979年のイラン革命で倒されたパフラヴィー王朝の最後の皇太子であるレザー・パフラヴィー氏が、SNS上でさらなる抗議行動を呼びかけたこともあり、各地のデモが親パフラヴィー派のスローガンを掲げている状況です。抗議デモの原因は先月、テヘランでの通貨暴落や物価高騰への不満が起点となったものです。この状況に対し、ペゼシュキアン大統領は商品供給に関する過剰な値付けをしないよう警告を発しています。
イラン全土でのインターネット遮断は、抗議デモを力で抑え込む方法として、明らかに市民の基本的な権利を侵害しています。抑圧によって引き起こされる不満は、政府の失策による経済災害が招いたものであり、一時的な対策では問題の本質は解決しません。政府はまず情報の自由を保証すべきであり、次に市民の意見を真摯に受け止めて対話の場を設けることが必要です。
また、経済の安定化を緊急課題とし、通貨政策や物価安定の根本的な改革を実施する必要があります。インターネット遮断による情報統制は、国際社会からの信頼を失い、さらなる孤立を招く結果となるでしょう。市民の声を封じることで安定を図るのではなく、共通の目標に向けた透明性のある参加型の施策が求められるのです。
ネットからのコメント
1、アラブの春と同じ流れになってきましたね。あの時の流れを知ってる活動家はネット回線が封鎖された場合の別回線によるネット接続方法を知ってるはずで多分対策もしている。すぐにそちらに移行するのでは?CIA含めた西の工作員もそれに加担してるはず。イランが西側に落ちれば欧州やトルコ経由の黒海が既に封鎖されてるので、ロシアは極東地域か中国かパキスタン経由でしか外洋にアクセスできなくなる。ロシアは不凍港を欲するので日本海やサハリン、オホーツク海など、日本にとってロシアの圧力が高まるのではと懸念します。
2、1979年のイラン革命の時には拍手喝采したイラン国民は、革命後すぐに後悔したはずだよ。
イスラム原理主義による理不尽な法律や規制の数々、またイスラム指導者の絶対的な権力と革命防衛隊の武力によって、すべての自由が奪われ、国内経済もボロボロ、これなら昔のパフラヴィー王朝の方がよっぽどマシだったと。しかしひとたび独裁政権に国が牛耳られると元に戻れないという歴史の厳しい現実に気づくのが遅かったわけだ。 だがこうして国民のマグマが噴出してきたことは自然の流れで、ソ連が崩壊した時のようにイランも必ず崩壊する。
3、ネット遮断は悪手だと思います。ネット遮断したら、別系統でのネット接続を試すことになる。そしてスターリンクがある。接続可能となったら、ほぼ全てのイランのネット民がスターリンクでのネット接続に移る。回線経由ならイラン政府による検閲など情報コントロールも可能だけど、スターリンクでイラン政府は検閲など情報コントロールは出来ない。イラン国民が自由に発信し、自由に情報を検索できる方にイラン政府自身が追い込んでいる気がしてならない。国民の民意は「大量の水」に似ている。貯まっている間は穏やか。
しかし、一度決壊して動き出したら簡単には止まらない。全てを破壊し尽くし、流し去る危険性を持っている。スターリンクへの流れが出来れば、それも止められない。安易な発想で、自らを追い詰める悪手だと思います。
4、イランでは抗議デモが起きると即ネット遮断。日本のオールドメディアもやっていることは本質的に同じではないでしょうか。イランの事変や反政府デモ、体制の不安定化にはほぼ沈黙し、都合のいい話題だけを切り貼りして流す。これは報道ではなく情報選別です。日本のオールドメディアは、自由主義国家の顔をした「検閲体質」「思考停止のプロパガンダ装置」に見えます。国民に判断材料を与えず、見せたい現実だけを見せる姿勢は、報道機関として極めて危うい。少なくともこの記事のようにロイターは事実を淡々と伝えました。問題は、日本のオールドメディアが同じ事実を伝えないことです。海外の情報遮断を批判する資格が、日本のメディアに本当にあるのか、強く疑問に思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/85f630e1ae4b2bc8defbb70b47763eb70b64730b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]