2025年12月6日、中国空母「遼寧」から発艦した戦闘機が沖縄本島の公海上空で日本の自衛隊機に2度レーダー照射を行った。事態は「グレーゾーン事態」と呼ばれる、武力攻撃とは認められないが平時よりも緊張を高める侵害行為の一環である。双方の主張が食い違い日中関係は緊張を深めている。過去にも同様の事件があり、中国は「訓練」などと説明し武力行使ではないとの立場を崩していない。
だが、日本の安全保障を脅かす戦略の一部であり、対応が求められる。

今回の事件は、中国が用いる巧妙な軍事戦略の現れです。自衛隊機へのレーダー照射は単なる偶発的な行動ではなく、長期的な国家の主権侵食を狙った計画的威嚇です。問題の本質は、日本がこの「グレーゾーン事態」を防ぐ手段を欠いていることにあります。今こそ、日本側は状況を明確に言語化し、国際社会と共有すべきです。それにより第三国の視線をその行動に引きつけ、相手の行為を防御しましょう。また、警察・海上保安庁・自衛隊の一体化した組織による対応が不可欠です。この事態への基準を明文化することが、無用な消耗を防ぐ第一歩となります。中国との戦争はすでに始まっているのに、気づかないままでいるのは危険です。日本は主導権を取り戻すべきで、そのための行動は待ったなしです。
グレーゾーン戦略に対抗するには、国として許容できない行為の境界を明確にする必要があります。
ネットからのコメント
1、日本の核武装が急務です。戦争を起こさないためにはなによりも相互確証破壊、つまり相手国と戦力が拮抗することが必要です。ウクライナ戦争でもうすでに学習したでしょう。もしウクライナが核を保有していればロシアは攻撃出来なかったことを。日本は通常兵器だけ軍備増強しても何の意味もありません。それはすでにウクライナがやっていたことです。戦争の抑止力としての決定打は核を保有しているか否かということに尽きます。これは世界の軍事バランス上のコンセンサスでもあります。インドとパキスタンは戦争をしていたがお互いが核を保有したとたん戦争が停止しました。日本は核廃絶などというお花畑的信仰を捨てて、抑止力を持つための核武装へと議論が進むべきだと思います。
2、中国側の行動に対して危機感を持って防衛力を強化することを否定するような報道やコメントには違和感を感じている。現実を直視し万が一の事を考えて国と国民を守ることが政治家の役割だし、現状を正しく報道することがメディアの役割だろう。
国民も中国の情報戦にのせられることのないよう、自ら情報の正否を判断することが大切だと思う。
3、中国軍による自衛隊機へのレーダー照射は、グレーゾーンというよりも準戦闘行為であり、決して容認されることも正当化されることもありません。仮にこのような状況が、米軍やロシア軍になされたのであれば、即座に戦闘行為とみなして反撃されたはずではないでしょうか。いずれにせよ、周辺国による軍事的な挑発が増加している現在、日米安保条約のみに日本の安全保障を委ねるのではなく、原子力潜水艦の保有や核武装についても、そのメリット やデメリットなどを議論するべきではないかと思います。日本に侵攻すれば自ずからも それ相応の被害を受けることを悟らせる、それが最大の抑止力となるはずです。いずれにしても、高市政権は「遺憾」だけで終わらせるのではなく、「次回同様のことが発生すれば撃墜する」くらいに明確な姿勢が必要なのではありませんか。ここで高市首相が一歩引けば、次は挑発の度合いがさらに高くなると思います。
4、レーダー照射を「偶発」や「外交摩擦」で済ませる発想こそ危険だと思うこれは撃たずに相手の反応を探り 行動の自由を削るグレーゾーン戦争そのものだ中国は武力行使ではないと言い張れる行為を重ね 日本がどこまで我慢するかを試している毎回同じ遺憾表明で終わらせれば 行為が常態化するのは当然重要なのは感情的な強硬論でも事なかれ主義でもなくどこからが許容できない行為なのかを国家として明確に共有することそのために必要なのが ルールオブエンゲージメント(ROE)と レッドラインの事前明確化だ基準が曖昧な国ほど グレーゾーン戦略で主導権を奪われ結果として 戦争ではない形で消耗させられる日本はROEの速やかな策定が急務だ
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e9d350a4eead4984aa43dbc86d40ac8877e5c450,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]