街や学校で無料給水スポットが増加している。環境団体「Social Innovation Japan」の集計では、把握する給水スポットは2019年末の4894か所から2025年末には1万4610か所へ約3倍に増えた。阪急電鉄は設置駅を4駅から12駅へ拡大し、高松市では2025年度に全市立小学校47校へ導入。万博でも約90台が活用された。一方で、場所の認知不足が課題となっている。

無料給水スポットの拡大は歓迎すべき流れだが、設置数だけを増やして「使える人に届く仕組み」を整えなければ、公共サービスとしての効果は十分に発揮されない。環境対策や熱中症予防という重要な目的があるのに、存在を知られず利用されない場所が残るのは、制度設計の甘さと言える。解決には、①自治体や施設が共通の地図・案内表示を徹底すること、②スマートフォンの地図サービスと連携して誰でも簡単に検索できる環境を作ること、③学校や交通機関など利用者の多い場所への計画的な設置を進めることが必要だ。
便利な設備を作るだけで満足する社会ではなく、必要な人が確実に使える仕組みまで責任を持つ社会であるべきだ。環境配慮と命を守る対策を掲げるなら、「置いた」で終わる行政から「届かせる」行政へ変わる覚悟が求められる。
ネットからのコメント
1、都内ではこういう給水設備はほとんど見かけませんが、ショッピングセンターなんかのフードコートにある給水設備はかなり重宝しますね。ペットボトルを買うほどではないけど喉が渇いたなと思う時なんかにコップ一杯の水がちょうどいいんですよね。自販機がたくさんあるのでコストかけてまで給水設備を自治体が整備するのは難しいと思いますが、あればあったで便利でしょうね。
2、好き嫌いの個人差はあるとは思いますが、安心して水道水を飲める日本だからこそ可能な設備ですね。自分は外仕事なので水筒を持って行きますが、中身は普通の水道水です。今から本格的に訪れる真夏には、いくつか氷を入れる程度です。街中にこのようなサービスがあるととても助かりますよね。小さめのペットボトルを携帯しておけば、ちょっとした水分補給には最適だと思います。
水の有り難みを知ることのできる良い記事でした。
3、この記事を読んで、手軽に水が手に入る現代だからこそ、水の大切さを見失っているのではないかと感じました。蛇口をひねれば当たり前のように安全な水が出る環境は、とても恵まれています。しかし、その便利さゆえに、水のありがたみを実感する機会は少なくなっているように思います。昔は水を確保すること自体が大変で、川や井戸など限られた水源を大切に利用していた時代もありました。そうした背景を知ると、水は決して無限に使える資源ではないことを改めて考えさせられます。今の時代だからこそ、一人ひとりが節水を意識し、水を粗末にしない姿勢を持つことが大切だと感じました。
4、自治体がこうした給水スポットを設置している理由は、夏場に水を飲まずに搬送される高齢者が相次いでいて、年間で数千件に及ぶ熱中症での救急搬送を減らすことが、医療を正常化して行く上で急務になっているからです。なぜか、頑なに水道水を飲まない人たちがいて、限界まで耐えようとする。さらに、金を払って水を購入しようとしない。
都内の給水は水道水ですが、若い救急隊員たちの負担を減らすためにも、しっかりと高齢者は水を飲みましょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e628a40d688213cedc02e9a7af1607b332287edf,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]