アメリカとイスラエルによるイラン攻撃が緊張を高め、親イラン勢力が報復を計画。2月28日までに、イエメンのフーシおよびイラクのカタイブ・ヒズボラが米軍施設攻撃の構えを含む具体的な行動を明言。特にバーレーンやサウジアラビアの米軍関連施設が標的となり、湾岸諸国に緊張が走る。湾岸諸国は防空体制強化と被害を最小限に抑える努力を続け、対抗策として反撃は行わない立場を取る。また、エスカレーションを避けるため、カタールが交渉の再開を求める声明を出すが、米国とイラン間の緊張は未だ和らぐ気配がない。

この一連の報復行動とそれに対する国際的な反応には、いくつかの深刻な課題が浮かび上がります。まず、国際的な法規範や地域の安定を無視した軍事行動が常態化しつつある現状は看過できません。加えて、各国が民間人の安全を顧みずに報復合戦に陥ることで、より多くの無辜の市民が犠牲となりかねません。
現行の安全保障体制がこのような事態を防げないこと自体が問題なのです。

これを解決するためには、まず国際機関が主導して対話の場を設け、関与するすべての国が再び交渉のテーブルにつくよう促すべきです。また、中立的な立場の第三国を介入させて紛争の仲介に関与させることも一案でしょう。さらに、国際社会は一致して人道支援と和平のプロセスを支援することで、軍事的行動よりも外交努力の価値を高めることができるはずです。
現状のままでは、重ね重ね悲劇が繰り返されるに過ぎず、真の平和の実現には程遠いのです。世界は、国々が衝突を避け、共に平和を追求するという選択を行うべき時代にあるのです。
ネットからのコメント
1、個人的な見解だけど、アメリカがイランの核保有を絶対に許さなかった本当の理由はここにあると思っている。核兵器同士の先制攻撃抑止は相互確証破壊によって成立していると思うんだけど、それは「守るべき国があること」を前提としているよね。
イランはテロ支援国家であり、将来的にイスラム教テロ組織に核兵器を渡す可能性が否定できない。そしてテロ組織は守るべき国を持たないから、相互確証破壊が成立しない。であれば、9.11を「忘れない」としたアメリカが、テロ組織に核を絶対に渡さないために、それを支援するイランの核開発を絶対に許さないというのは、筋が通る話になる。いずれはテロ組織が核弾頭を持つ時代が来るのかね。そうなったらもう本当に終わり。
2、アラブ諸国とイランとの対立は、外から見ると不思議な感じがするでしょう。サウジアラビアなどには、シーア派に対する歴史的な警戒心と、イランの革命輸出に対する現実的な恐怖がありました。イスラエルはそこに介入し、情報戦によって緊張を高め、アラブ諸国を自国側へと引き寄せる外交的成果を上げました。これは地政学的現実と心理戦が複合した戦略です。イスラエルの認知戦は、アラブ諸国とイランの間に存在する根深い不信感を巧みに突く形で展開されました。イスラエルの核兵器の脅威は奇妙なほど無視される一方で、イランの核開発の意図を最大化して伝えることで、アラブ諸国にイランこそが最大の脅威であるという認識を植え付けました。
これにより、共通の敵であるイスラエルと対峙するための団結は阻害されているのです。こうした分断戦略は、イスラエル勢力が得意とするところで、パレスチナについても、ハマスとファタハの分断に成功してます。
3、サウジやUAEなどの湾岸諸国は、これまでアメリカの軍事力を用心棒として経済発展を遂げてきた。しかし、今回ばかりはその米軍基地があるせいで、自国の首都やリゾート地がイランのミサイルの的になっている。昨年の12日間戦争でもそうだが、湾岸諸国はイランを非難しつつも反撃できない。国内のイスラム教徒の反米感情もあるだろうが、反撃すれば本格的な戦争に巻き込まれ、中東の安全神話を謳ってきたドバイなどは国際金融都市としての地位が完全に終わってしまう。
4、今更ながらだが、米国は北・金正恩が核保有した時に徹底的に叩くべきだった。あの事例が核を持ちたがる国に持てるという既成事実を作ってしまった。イランが核保有する事は認められないし、米の動きは正しいという判断になる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9792c5a57d6699f82ab076e268458aea1fe44a37,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]