2023年10月14日午後5時半過ぎ、福岡市博多区の交番にベトナム国籍の40歳の男性が出頭し、自らの国に帰りたい旨を訴えた結果、不法残留の疑いで現行犯逮捕されました。男性は技能実習生として2021年6月に日本に入国したものの、2022年6月には在留期限が切れた状態で約1年間滞在を続けていたとされています。男性は「帰国のためのお金がなかったため滞在を余儀なくされた」と述べ、容疑を認めています。
警察は、滞在期間中の生活状況などを詳しく調査中です。
この事例には、一個人の苦しい状況が色濃く映し出されています。不法に滞在することは許されるべき行為ではありませんが、この男性の場合、帰国するための費用がないという切実な状況があったことも事実です。多くの外国人労働者が直面する経済的・心理的な負担を考えると、彼を責めるだけでは問題の本質を見落としてしまいます。制度の欠陥が存在するなら、それは一刻も早く見直されねばなりません。たとえば、在留期限が切れる前に相談できる窓口の設置、帰国費用のサポート体制の充実、そして不法残留者が持つ問題を適切に解決するための包括的な支援制度の確立が求められます。個人の責任を問うだけでなく、社会のあり方も見直すことで、より公正な環境を築くことができるでしょう。
ネットからのコメント
1、技能実習で雇用していた外国人が失踪した場合、雇用主は入国管理局に届出などしなくて良いのだろうか。雇用主には実習生が帰国するまで連帯責任を負う様に法改正する必要がある。低賃金で過酷な労働を強いておいて実習生が失踪したら、また次の実習生を雇用し、失踪した実習生は国内で犯罪に手を染めるという悪循環になっていないだろうか。雇用な事案を防止する為、実習生を雇用した企業が不当な労働環境を強いていないかを監督する技能実習生専門部署が自治体の労働基準監督署内に必要だと思う。
2、この方は技能実習先から失踪して、その後いずれかで不法就労をしていた可能性は高い。さらに、不法就労でそれなりにお金を稼いできたことが想定されるので、海外送金は存分に実行してお金が無い状況も考えられる。だから無料で国費で帰れる方法を取ったかなり打算的な人かと。
3、・人口減少は自然のこと、人口が減り労働者が減れば、それに適応対応していくだけ・労働者確保のために移民を受け入れれば、我々国民にとって一番大切な「治安」というかけがえのないものが失われていく・確実に言えることは治安を優先した方が我々国民の幸福度は高いのは確実なんです。
4、基本、初回は日本へ来る為に借金を背負ってやってくる。10年前、私の職場にもベトナムからの実習生はいたが、設備の点検から組み立て、製品の製造まで幾つもの工程の試験(都道府県の役人の監視付き)を日本語の図面で受けなければ、次回同じ職場で働く事はできなかった。ビザの関係で2年くらいで短期間帰国するのだが、何回か帰国する頃にはお手伝い付きの豪邸を建てたと知ってビックリしたのを覚えている。もうレベルの高いベトナム人は他の国へ出稼ぎに行ってると聞いた。という事はそれ以外のレベルの人達が日本に来ているという事だ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7dc06aee2a8779d1dd716b87e174c4078922b802,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]