北朝鮮メディアは、金正恩朝鮮労働党総書記が楊勝虎副首相を解任したと報じました。この動きは、産業機械の製造工場である「竜城機械連合企業所」の改修事業を巡る問題が原因とされています。金正恩氏は、事業が計画の初期段階から誤りを犯していたと強く非難し、無駄に費やされた資源と労力が経済や軍需工業部門にまで悪影響を及ぼしたと指摘しました。この問題は事前に計画と研究が行われていたにもかかわらず、結果的に党の信用失墜に繋がるとして、式典の場で楊氏をそのまま解任。さらに金徳訓前首相の責任にも触れ、党としての引き締めを図る狙いがあると分析されています。

北朝鮮の問題は、単なる人事異動にとどまらず、経済政策の欠陥を露呈しています。重要な国家プロジェクトが「最初の工程から道を踏み外した」と指摘されるほど、計画性の欠如が根本にあるのは看過できません。
工場の改修事業に数年間の研究が費やされたにもかかわらず、実行に移る段階で失敗していることは深刻です。プロジェクト管理の仕組み自体が機能せず、監督不在の状態が続いていたのではないでしょうか。また、こうした失敗が派生的に軍需部門にまで影響を及ぼしている点は、国家運営全体の問題といえます。
解決にはまず、(1)プロジェクト計画時に第三者による独立したレビューを義務付けること、(2)進行中の事業に関して定期的な監査を実施し、問題発生を早期に感知するシステムの導入、(3)担当者を含むプロジェクト管理人材の育成と認定を法制化するべきです。失策が人員解任という懲罰に終始するだけでは、長期的な国家発展につながる構造的な改善は期待できません。
短期的な人事処分ではなく、問題の本質にメスを入れなければ、同様の失敗が繰り返されるだけです。国家の資産と労力を守るためにも、体制の根本的な改革が急務です。
ネットからのコメント
1、また粛清か…正恩は人命を奪う事に感覚が麻痺している。気の毒だが正恩政権が崩壊でもしない限り民衆に平和は来ない。
2、「党を愚弄した」という言葉が何をどの程度指すのか、判断基準は結局のところ総書記さま本人にしか分からないのでしょう。計画の遅延や設計ミス、現場の混乱があったとしても、それが即「愚弄」という政治的断罪にすり替わる構造自体が、この国の怖さを物語ってますね。解任で終わるならまだしも、北朝鮮ではその先に強制労働や家族連座といった現実が続く可能性があるのが重い。経済引き締めや規律強化という名目の裏で、責任を個人に押し付けることで体制の正当性を保つやり方は、もはや様式美ですらある。せめて今回の件が「解任止まり」で終わり、関係者や家族が不条理な罰を受けないことを願わずにはいられません。
3、かつて鄧小平から「社会主義国家なのに世襲はおかしいのではないか」と批判された北朝鮮。金王朝が支配する怖ろしい国家です。
4、この画面見ても北朝鮮で最も安定的に忙しい産業は『手帳制作工場』じゃないか?と思ってしまう金正恩と取り巻きの連中画像が映るのを見るといつも そう思う
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/786c2a9245ef7075339ae4ce86cf7c32fa0253c3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]