事件概要:
リゾートバイトの50代以上の参加者が急増しており、その数は2012年から12年で58倍に達しています。リゾートバイトとは観光地で住み込みで働く仕事で、もともとは若年層が主な担い手でしたが、近年、定年退職後のシニア層に人気が集まっています。
群馬県のみなかみ町で実際に働く64歳の男性は、ホテルで食器洗浄の業務を担当しており、自由な時間を持ちながらも、新たな挑戦として楽しんでいると話します。時給は1,200円で、月に12万〜22万円を稼ぎつつ、生活に新しい活力を見出しています。この背景には、セカンドステージとして人生を楽しみたいというシニア層の意識の変化があるとされています。
コメント:
シニア層がリゾートバイトに参入する背景には、定年後の新たな挑戦を求める気持ちが強く反映されています。リゾート地での働き方は、単なる生計の手段を超え、自身の新たな人生のステージを切り開く手段として機能しています。64歳の男性が語ったように、地元のしがらみから解放され、新しい人間関係や仕事を通じて成長を実感できることは、人生を豊かにする大きな要素です。
企業側もシニアの経験や判断力を重視し、業務に活かしている点が良い方向に働いています。しかし、これが単なる一過性の流行ではなく、シニア層が今後ますます社会で活躍するためのスタンダードとなるべきです。シニア層が働きやすい環境を提供し、企業がその経験を最大限に活用する仕組みを作り上げることが求められます。
ネットからのコメント
1、以前、ビジネスホテルのナイトフロントのバイトをしている時にかなり高齢な方もシフトに入っていました。夜間のバイトというと大変だと思われがちですが、これがとても楽なバイトでした。23時から翌9時までワンオペでしたが、やる事をやってしまうと後は寝てるだけ。たまに深夜ウォークイン客が来館しても「満室です」の一言で終了。時間が来たら2回の館内巡回をすればOK。これで1回の勤務で12,000円ほど貰えましたのでとても割のいいバイトでしたね。工事現場の体力を使わないので高齢者にはお勧めです。
2、30年近く前、高校大学時代の夏休みに毎年リゾートバイトをしていましたが、当時から50代と学生に2極化していた印象です。
仕事をリストラされたり、自営で失敗したり、ずっと根無し草だったり、日系ブラジル人の方だったり、一筋縄ではいかない生き方をされてきた方が多く、学生の自分にはとても貴重な勉強になりました。最近はアルバイトを禁止している高校も多いですが、座学では決して学べないことを学べますし、何のために勉強をするのかを考える機会にもなるので、どうか校則を考え直していただきたいなと思います。
3、本文より「地元にいたら今までの生活のリズム、いろいろなしがらみがあり、そのなかで生きていかないといけないというのが大きかった。地元を離れて、全く私を知らない人のなかに入り、ゼロから関係を作ったり、仕事を覚えて、それを頑張ったりすることのほうが、セカンドステージとしては楽しめると思った」と明かします。そいう生き方もありかと思いました。ある意味素敵な生き方です。
4、50代以上になると体力的に仕事と遊びのリソースを整理して縮小する必要があるので、リゾートバイトのような過ごし方の方が良いのかもしれませんね。雇う側も社会経験が乏しく遊び盛りの若者を雇うより、少々の指導で安定して我慢強く働いてくれる中年世代を求めるのは自然な流れでしょう。
できれば氷河期世代のことも考えて、この世代の雇用に助成をしてもらいたいですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2e1fbdb8daba60a07e46a573fb22fec8c1fa265b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]